秋篠宮家の長女・眞子さま(25才)と大学時代の同級生・小室圭さん(25才)のご婚約が報じられたが、眞子さまは結婚後、どんな生活を送るのか。まず、結婚して皇籍を離れると警護の対象からも外れることになる。
「結婚後はどこに住んでも自由で、基本的に警備はつきません。黒田清子さんも都内のマンションに住み、ゴミ出しや近所のスーパーでの買い物も普通にされています」(皇室担当記者)
皇籍を離脱する際は国から一時金が支払われる。
「天皇陛下のお孫さんの眞子さまには1億3725万円が支払われると予想されます。ちなみに黒田清子さんには1億5250万円が支払われました」(皇室ジャーナリストの神田秀一氏)
大金ではあるが、学費や通学費、お小遣いなど私的に使える「皇族費」は皇籍を離れると一切支給されない。つまり、眞子さまは世の主婦とまったく同じ立場となり、自分たちで家計をやりくりしなくてはならないのだ。皇族にはなかった「苗字」もつくことになる。
「天皇皇后の身分を記載した『大統譜』、その他の皇族を記載した『皇族譜』という皇室固有の戸籍があります。眞子さまは結婚後、『皇族譜』から外れて現住所の区役所に結婚届を提出して一般の戸籍を取得するはずです。『小室眞子さん』になるでしょう」(神田氏)
宮家のかたがたは海外渡航の際、皇族特有の「外交官パスポート」を使用するが、結婚後は一般のパスポートになる。それまでなかった選挙権を持ち、納税の義務も生じる。眞子さまの今後のスケジュールについて、『いま知っておきたい天皇と皇室』(河出書房新社)の著者で元宮内庁職員の山下晋司氏が解説する。
「まず一般の結納にあたる『納采の儀』を行います。小室家の使者が鯛や清酒、絹の布地を婚約の印として秋篠宮家にお渡しすることになるでしょう。この納采の儀をもって正式なご婚約となります」
次に行われるのが『告期の儀』。小室家の使者が秋篠宮家に結婚式の日取りを伝える儀式となる。 日取りが決まると、皇室経済会議が開催され、眞子さまに支払われる一時金の額が決定される。
「結婚式の3日ほど前には、天皇皇后両陛下へのご挨拶である『朝見の儀』が宮殿で行われます。その日の午前中には『賢所皇霊殿神殿に謁するの儀』という宮中三殿での拝礼があり、皇族女性は十二単で臨まれます。結婚式や披露宴は宮中ではなく、ホテルなどで開かれます」(山下氏)
おふたりが結ばれる日が待ち遠しい。
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2017年6月8日号