国際基督教大学時代の同級生・小室圭氏との婚約が報じられた秋篠宮家の長女・眞子内親王は近い将来、結婚と同時に皇籍を離脱し、民間人になる。しかし、元女性皇族は民間人になっても皇室との繋がりは消えない。皇室ジャーナリストの山下晋司氏が言う。
「皇籍離脱をしたからといってご家族との関係が途切れるわけではありません。結婚後も“実家”である皇居や宮邸にお見えになることは当然あります。
民間人という観点でいえば、戸籍や選挙権を持つようになり、年金など社会保険の支払い義務も生じます。改宗も海外移住なども可能。不謹慎な話ですが、離婚もできます。就職先にも制約はありません」
結婚後の眞子内親王の生活に近そうなのは、天皇の第一皇女である黒田清子さん(48・紀宮清子内親王)だろう。
清子さんは学習院大学を卒業後、山階鳥類研究所の研究員として13年間勤務。2005年に東京都庁に勤務する黒田慶樹氏と結婚した。皇室ジャーナリストの渡邉みどり氏が語る。
「4年制大学を卒業してから働かれた女性皇族は清子さんが初めてです。しかも成人してからご結婚されるまでの15年間で、約740回もの公務をこなされました。
眞子さまは、清子さんのことを『ネェネ』とお呼びになって慕われてきた。夫である黒田さんのお父様はトヨタ自動車のサラリーマンでしたがご婚約時にはすでに亡くなられていて、黒田さんはお母様とマンションで二人暮らしでした。
小室さんのご家庭の事情と似ていることもあるので、きっと眞子さまは清子さんに色々とご相談されたと思います」
※週刊ポスト2017年6月9日号