「儒教の呪いを肌で感じた。日本はやっぱり、この国との付き合い方を根本的に考え直さなければいけないと思う」
著書『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』が話題のケント・ギルバート氏は、5月の2日間の緊急ソウル取材を終えて、そう感想を語った。大統領選が終わった直後の韓国に飛んだケント氏が見たものとは──。
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文在寅大統領は、早くも「日韓合意破棄」をちらつかせている。彼らは、もっと日本に謝ってほしいのだろうか? あるいはもっとカネをよこせというのか? 仮にそうしたとしよう。すると、またすぐ「もっと謝れ」と言ってくるはずだ。
上下関係を重んじる儒教の考え方では、一度謝ると自ら罪人だと認めていることになり、永久に「謝り続ける」「下」の立場が固定化する。日韓合意で「最終的かつ不可逆的に解決」したのだから、「もっと謝れ」には付き合うべきではない。
日本大使館前の慰安婦像に向かうと、彼らが「解決」させる気などないことがはっきりわかった。
像の横では、今も市民団体がビニールの簡易テントを張って、像が壊されることなどないように監視していた。そこへ、若い女性の一団がやってきた。聞くと高校生で、引率の先生もいる。韓国では校外学習や修学旅行のシーズンらしい。そうして“日本の残虐さ”を学ばせているのだ。
慰安婦像の後ろには、訪問者が名前を書き込むノートがある。女子高生たちが書き込んだそのノートを見ると、韓国人に混じって多くの欧米人の名前もあった。日本人は、韓国の“慰安婦プロパガンダ”が世界で今も進行し、成功しつつあることを認識すべきだろう。