結婚を夢見ながらも、結婚に、恋に惑うアラサー女性。彼女たちは男性に何を求めているのか? 婚活女性たちの「分岐点」をレポートする。シリーズ第4回は、31歳女性がバーベキューで出会った42歳男性と恋の顛末。2人に立ちはだかったのはSNSだった。
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◆バーベキューで、デキる男!と確信
「会社の婚活友達が誘ってくれたバーベキューで、彼と出会ったんです。バーベキューって、役割がいろいろ分かれるじゃないですか。働く人と、遊ぶだけの人っていうか。そういうのを観察してると、どういう人か、よくわかる。彼はテキパキ働いて、率先して肉を焼いてくれるタイプでした。でも、それだけじゃなくて、若い男子と水遊びなんかもしてて、そのギャップもよかった」
婚活中の夏希(31歳)は、IT業界で働くバリキャリ。だが第一印象は、小柄で色白で、柔らかい印象を与える女性だ。そんな彼女がこの春、公一郎(42歳)に出会った。友人の仕事仲間らアラサーが中心のバーベキューの中で、最年長者である公一郎に、最初からぐいぐい押されたという。
「男女、それぞれ8人のバーベキューだったんですが、ざっと見渡しても、他に好みのタイプがいなくて。だから、この人、私を気に入ってるんだなって、悪い気はしませんでした。年齢を聞いて、ちょっと年上だなぁとは思ったんですけど、その分、働いてくれてたし。
私、アウトドア派の人が好きなんです。でも、業界的に、インドア派が多い(笑)。バーベキューでも、誰かの指示待ち、みたいな男子が多くって。その中で、彼、輝いてました。だって、燻製をつくってくれたんですよ、持参したダンボールで。チーズと、ベーコンと、玉子。めちゃくちゃ美味しくって、感動しちゃって。デキる男!と確信したんです」
山登りやサイクリング、キャンプが趣味という公一郎さんは、まさにアウトドアの男だった。連絡先を聞かれ、ラインを交換。2人になった瞬間に、「こんなおじさんでよかったら、今度、夏希ちゃんと食事に行きたいな」と誘われた。そんな、ソフトな対応にも、好感をもった。