《6月9日。1年前の今日は、私の病気が、突然、公になり、困惑、不安、湧き出てしまう残念な気持ちに包まれていました。》(小林麻央のブログ『KOKORO.』より、以下《》内同)
小林麻央(34才)の乳がん闘病が明らかになってから1年が経った。少しでも多くの時間を家族と過ごしたいと、5月末に都内大学病院を退院、現在は自宅で療養生活を送る。
久しぶりのわが家に笑顔を見せていた麻央だったが、病状は一進一退。6月11日には《昨日は、更新したかったのですが、一日、痛みで七転八倒していました》と苦しい状況を吐露した。在宅医療は家族の協力が不可欠だ。
「麻央さんのように夫が献身的なうえ、姉や実の両親、夫の家族が一丸となってサポートしてくれるのは稀なケースです。とくにがんの在宅医療はハードルが高い場合が多い。点滴を入れる手順から、痛みによってどのように量を調整するのかなど、事前に家族が病院でしっかりレクチャーを受ける必要があります」(乳腺科医師)
着替え一つ、慣れなければ難しいというが、家族にとっては肉体的よりも精神的な負担が大きいという。
「がんは痛みなどつらい症状がいつ出てもおかしくありません。激しく苦しむ様子に驚いて、気が動転してしまうこともあります。また、患者さんも本音としては“病院のほうが安心”と思っていても、“面倒を見る”と言ってくれる家族を傷つけるかもしれないと、言い出せないケースもあります。とはいえ、住み慣れた場所で家族に囲まれて過ごせるのは患者さんの精神面にとてもいいこと。ご飯が食べられるようになったり、気持ちが前向きになって体調が回復するケースも多くあります」(前出・乳科医師)
そんな麻央が《ベッドから飛び起きた》のは、6月8日に届けられたサプライズプレゼントだった。ファッションデザイナー・桂由美さんから、娘の麗禾ちゃん(れいか・5才)に純白のドレスが届けられたのだ。海老蔵に手をひかれて現れたドレス姿の娘に、喜びと驚きで麻央は大興奮。そんな様子を見て、海老蔵は涙したという。ふたりがこれほどまでに喜んだのは理由がある。
「麻央さんのウエディングドレスは桂由美さんのプロデュースでした。およそ6か月をかけて制作されたもので、桂さんにとっても自信作。自身の展示会にもたびたび飾られています。今回贈られたドレスはそのウエディングドレスそっくりに作られていたんです。麻央さんとしてみれば、一足どころか二足も三足も早いですが、お嬢さんの花嫁姿を見たような特別の思いだったんじゃないでしょうか」(芸能関係者)
麗禾ちゃんが“晴れ姿”で母を喜ばせる一方、息子・勸玄くん(4才)は七月大歌舞伎への出演が決定。最年少での宙乗りに挑戦する。
7月21日が誕生日の麻央に、子供たちからの少し早いプレゼントが届いていた。
※女性セブン2017年6月29日・7月6日号