国内

貸切バスツアー、安全性をチェックするための3手順

バス車体にこのステッカーがあればセーフティバスマーク制度認定事業者の証

 バス旅の進化が止まらない。完全個室型や全席窓側のゆったりシートに空気清浄機なども完備。「快適なバス旅をしたい」というシニア層のニーズも受け、ゴージャスなバスが次々と誕生している。

 とはいえ、バスツアーで心配なのが事故だ。2012年には「関越自動車道高速バス居眠り運転事故」があり、2016年には「軽井沢スキーバス転落事故」があった。規制が厳しい路線バスに比べ、旅行会社が貸切バスに依頼して行うバスツアーは、安全性が見えづらいのだ。

 しかし、日本バス協会が2011年に始めたセーフティバスマーク(貸切バス事業者安全性評価認定制度)により、一目で安全かどうか、わかるようになった。

「この制度は、貸切バス会社の安全への取り組みを一定の基準で評価し認定・公表するもの。抜き打ちの監査や運転者の技量チェックを行っています。公益社団法人日本バス協会ホームページで認定会社が確認でき、車両には星付きのステッカーが貼られます」(旅行ジャーナリストの村田和子さん)

 ツアー選びの正しい手順は次の通り。【1】バス運行会社を調べ、【2】セーフティバスマーク認定を確認し、【2】国土交通省ホームページで過去3年間の監査で行政処分を受けていないかをチェック。

「認定のないバス会社なら、その会社のホームページで安全への取り組み姿勢をチェックしましょう」(旅行ジャーナリストの渡邊輝乃さん)

※女性セブン2017年6月29日・7月6日号

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