国内

リハビリ中・谷垣禎一氏の最新の様子 政界復帰は十分可能か

谷垣禎一氏の現在の様子は(週刊ポスト誌面より)

〈安倍総理がダメになったら、次は谷垣さんしかいない〉──自民党内や霞が関でそんな待望論が高まっていた谷垣禎一・前幹事長がサイクリング中の転倒事故で入院してはや1年近くが経つ。

 当初は「軽傷」と発表されたが、「頸髄損傷」で手術を受け、入院が長引くにつれて党内では「政界復帰は絶望的ではないか」という見方が広がっている。谷垣派の会合や地元・京都の自民党府連パーティ(今年5月)では、「復帰まであとしばらく、お許しをいただきたい」などといった本人のメッセージが代読されたものの、回復具合がわかるビデオや録音によるものではないことも復帰困難説が強まる理由だ。

 その矢先、内閣改造を控えた官邸筋から仰天人事情報が流れ出した。

「官邸が得ている情報では、谷垣さんは順調に回復しており、杖をついて歩くリハビリもしている。頭はしっかりしていて、メールも打てる。下肢に麻痺が残っているから当面は車椅子だが、総理や菅義偉・官房長官の周辺では回復の具合によっては次の内閣改造で谷垣さんを副総理に起用する案が検討されている。財務相兼務ではなく、無任所の副総理であれば負担は比較的軽い」(首相側近)

 安倍首相は昨年の谷垣氏の事故直後の内閣改造でもギリギリまで幹事長留任を要請し、断わられて二階俊博氏を起用した経緯がある。とはいえ、リハビリ中の谷垣氏をいきなり副総理起用とは唐突さは否めない。

 果たして谷垣氏はどこまで回復しているのか。本誌は最新の様子をつかんだ。

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン