「あくまで“私の時”なんですけど、披露宴はお客さまのために披露する大切な場なので、新郎新婦は主役でも何でもなくって…」――5月28日放送の『フルタチさん』(フジテレビ系)で、三田寛子(51才)は「梨園の結婚披露宴」の厳しい掟についてこう語った。
「友達が歌を歌ったりを思い描いていたけど、“そんなのはいけません”とチェックされました」
「引き出物は重たいものだと、(着物の)ご婦人がお持ち帰りになるのに大変失礼だから、“軽くて、みなさんがイヤとおっしゃらないものを探しなさい”って言われました」
そして、最後にこう結んだ。
「しくじったらお嫁にいけなくなるので、結婚式と披露宴はものすごい緊張感です」
そんな三田の発言にザワついたのは梨園の妻たち。いわく、「それってまるっきり、“あの人”の披露宴のことじゃない?」──。
彼女たちの脳裏をよぎったのは昨年9月28日、東京・帝国ホテルで開かれた藤原紀香(45才)と片岡愛之助(45才)の結婚披露宴。約700人が出席した豪華な宴では、紀香の親友で歌手の大黒摩季(47才)が2曲を熱唱し、出席した大御所の歌舞伎役者たちも手拍子。引き出物は紀香愛用の水素発生器に、フランク・ミュラーの皿など5品の“かさばる品々”だった。
「夫の中村芝翫(51才)とともに紀香さんの披露宴に出席した三田さんは当然、友人歌手の“歌唱ショー”や引き出物について知っていたはずです」(歌舞伎関係者)
歌舞伎役者の多くは「梨園の娘」を妻に選ぶ。理由は、“独特のしきたり”を結婚前からよくわかっているから。
「そういう意味で、芸能界から梨園入りした三田さんと紀香さんは同じ境遇の大変さを抱えています。三田さんがテレビで紀香さんへのダメ出しを思わせる発言をしたのも、芸能人梨園妻の先輩として、何かと炎上しがちな後輩への“教育的指導”の意味合いもあったのではないでしょうか」(前出・歌舞伎関係者)
結婚直後の昨年10月、愛之助が主演する舞台の初日公演で紀香が劇場ロビーに立った際、握手や写真撮影を求める客が殺到して、「女優気取りの撮影会」とバッシングされた。また、愛之助が自ら車を運転して劇場入りし、その際紀香が後部座席に座ることについても、「万が一、事故が起きて舞台に穴が開いたらどうするんだ」「妻が運転すべきだ」との批判が起きた。
「実際、紀香さんは役者の妻の役割をしっかりこなしていますよ。愛之助さんの舞台のチケットは紀香さんの人脈でかなりさばいていますし、食事などの体調管理も“やりすぎ”なぐらいが紀香流。車の運転にしても、愛之助さんがドライブ好きでどうしても紀香さんにキーを渡さないからなんです」(紀香の知人)
※女性セブン2017年6月29日・7月6日号