スポーツ

松井秀喜氏が巨人監督を拒否する背景に読売への不信感も?

巨人は松井秀喜監督を待望しているだろうが

 悪夢の13連敗を喫するなど、交流戦で大きく低迷した読売ジャイアンツ。シーズン途中にもかかわらず、堤辰佳ゼネラルマネージャーが更迭されるなど、地に足がついていない印象だ。昨年から3年契約を結んでいる高橋由伸監督だが、このまま低迷が続けば責任問題に発展するのは間違いない。もし高橋監督が退任となれば、川相昌弘3軍監督や斎藤雅樹2軍監督、球団OBの中畑清氏や江川卓氏、落合博満氏など複数の候補の名前が挙がる。その中でも、球団としての“意中の監督”として名が挙がるのは、松井秀喜氏だろう。野球担当記者が話す。

「人気の面から考えても、松井氏がなってくれるなら一番納まりがいい。かつて原辰徳監督の後継者として球団が説得を試みたが、松井氏は首を縦に振らなかった。本人の拒否姿勢は、今も変わっていないと聞きます。松井氏が巨人の監督を拒否している理由は、球団そのものというより、読売グループへの不信感が強いのではないでしょうか」

 1992年オフに4球団競合の末にドラフト1位で巨人に入団すると、長嶋茂雄監督の『4番1000日計画』の元、スラッガーとして順調に成長。11.5ゲーム差から逆転優勝を果たした1996年には38本塁打を放ち、長嶋監督の標榜したメークドラマの立役者になり、MVPを獲得。2000年には全試合で4番を務め、2冠王を獲得。日本一に貢献し、2度目のMVPに選ばれた。

 原監督の元、日本一と3度目のMVPを手にした2002年オフ、FA権を行使してニューヨーク・ヤンキースに移籍。巨人と決別した。実はその年、松井氏が巨人に不信感を抱かせるような出来事があった。2005年に出版された書籍『ヒデキマツイ』(朝田武蔵著、日本経済新聞社)でのインタビューに、松井氏はこう答えている。

関連記事

トピックス

氷川きよしが紅白に出場するのは24回目(産経新聞社)
「胸中の先生と常に一緒なのです」氷川きよしが初めて告白した“幼少期のいじめ体験”と“池田大作氏一周忌への思い”
女性セブン
公益通報されていた世耕弘成・前党参院幹事長(時事通信フォト)
【スクープ】世耕弘成氏、自らが理事長を務める近畿大学で公益通報されていた 教職員組合が「大学を自身の政治活動に利用、私物化している」と告発
週刊ポスト
阪神西宮駅前の演説もすさまじい人だかりだった(11月4日)
「立花さんのYouTubeでテレビのウソがわかった」「メディアは一切信用しない」兵庫県知事選、斎藤元彦氏の応援団に“1か月密着取材” 見えてきた勝利の背景
週刊ポスト
多くのドラマや映画で活躍する俳優の菅田将暉
菅田将暉の七光りやコネではない!「けんと」「新樹」弟2人が快進撃を見せる必然
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
NEWSポストセブン