直火で加熱する魚焼きグリルは、オーブンと同様の遠赤外線効果で、塊肉がしっとり焼き上がり、しかも短い時間で仕上がる。庫内の温度は、片面焼きグリルは330度、両面なら400度という高温に。
「庫内が狭いので素早く高温になるため、肉の表面を高温で一気に焼いて旨みを閉じ込めます。火を止めた庫内で寝かせて、余熱でじっくり加熱することで、ジューシーに仕上がります」(料理研究家・武蔵裕子さん)
魚焼きグリルを使った焼き方を紹介しよう。
※高さ3.5cmにカットした600gの牛もも肉を使用(4~5人分)。
1:グリルの庫内は高さが低いので、天井に肉が接しないよう、高さ3.5cmにカット。
2:肉を室温に戻し、焼く直前に、全面に塩・こしょうをすりこむ。
3:両面グリルの場合は、肉を入れて強火で9~10分焼く。片面グリルの場合は、1分半予熱→肉を入れて強火で7~8分→裏返して約4分焼く。
4:火を止め、肉を取り出してアルミ箔で包み、庫内に戻し、余熱で10~15分温める。
5:肉汁が落ち着くまで室温で冷ましてから切る。
●明太チーズのローストビーフ丼レシピ(2人分)
【1】皮を除いた辛子明太子50g、クリームチーズ40g、オリーブオイル大さじ1を混ぜ合わせる。
【2】白すりごま大さじ2としょうゆ大さじ2/3、砂糖小さじ2、オリーブオイル大さじ1と1/2を混ぜてたれを作る。
【3】ご飯適量を盛り、ローストビーフ適量を並べ【2】をかけ、【1】と温泉卵1個をのせ、好みでセルフィーユ適量を飾る。
※女性セブン2017年6月29日・7月6日号