夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せてきたのは、ご主人(53歳)が建設会社勤務の奥様(53歳)。ご主人はカタカナ英語を使いたがります。
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「オレは学生時代、アメリカに留学していたから、自然に英語が出てしまうんだよ」と主人。でも、私は毎日イライラの連続です。
例えば、晩ごはんを作っていると、主人が急に「ASAPで!」。え?「AS SOON AS POSSIBLE」の頭文字を取っているらしいんですが、「できるだけ急いで」と日本語でいえばいいと思うんです。
ほかにも、会社の人との電話をわざわざ私の前でして、「今度のプロジェクトにアサインされたから、今のステータス、アップデートしてシェアしてくれないか?」。うるさいわよ!
車でアウトレットに向かう途中、ラジオから昔の曲が。「なんて曲だっけ? ほら、私たちが学生時代にレコ大を受賞した……」と聞くと、「ごめん、オレ、あんまり日本の曲って聴かないんだよね」。ムカつく!