6月18日、元SMAPの稲垣吾郎(43才)、草なぎ剛(42才)、香取慎吾(40才)が、9月8日をもってジャニーズ事務所を退社することが発表された。中居正広(44才)、木村拓哉(44才)は今後も事務所に残り、活動を続けていくこととなるという。
就職活動をしていた大学生時代、SMAPの曲に何度も励まされたという竹下幸さん(41才)は、「ただただ寂しい」とつぶやく。
「私たちファンは解散騒動でものすごく傷つきました。だって“サヨナラ“さえ言えなかったんですよ。突然SMAPは私たちの前からいなくなったんです。だから正直、最後のほうは、メンバーに怒りも覚えました。でも大人の彼らが決めたことだし、彼らを応援していれば、いつの日か再結成という道があるんじゃないかとも思っていたんです。でも3人が独立したとなると、その可能性はすごく低くなるんじゃないのかなって…やっぱり、すごく寂しいです」
しかし、この独立発表の直前に起きたある“偶然”が、ファンの胸を高鳴らせている。
発表の2日前、木村がパーソナリティーを務めるラジオ『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』(16日放送、TOKYO FM)にて、リスナーの質問に答えるコーナーの途中、木村が選曲したのは、SMAPが1999年にリリースしたシングル『Fly』だった。
そして独立発表当日の18日には、草なぎと香取がパーソナリティーを務めているラジオ『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayfm)でも、『Fly』が流されていたのだ。
かねてから木村は、「(ラジオの)選曲は大事」と発言しているが、それだけにファンは、これが単なる偶然とは思えずにいる。
「怒りとか悲しみを通り越して、ちょっとおかしくなっちゃった」
そう笑うのは、ファン歴15年の派遣女性(48才)だ。
「だって、これが初めてじゃないんです。解散直前の昨年秋頃、口もきかない、目も合わさないといわれていたなかで、木村くんと中居くんが、ほぼ同時期にラジオ番組でそれぞれ『ダイナマイト』を流したこともありました。
解散後も、木村くんと吾郎ちゃんが、東日本大震災の義援金呼びかけをそれぞれラジオでしたときに流した曲も、SMAPが2011年にリリースした配信限定のシングル『not alone~幸せになろうよ~』。
そうそう、曲以外にもありましたよ。不仲だっていちばんいわれていた頃の『スマスマ』でも、木村くんと香取くんと剛が、おそろいのバングルをしていましたよね。そういうことがSMAPにはたっくさんある。そしてこれが、25年一緒にいた証なんですよね…(泣き笑い)」
家族でも恋人でも、長い時間を共にするなかで、知らず知らずのうちに好みや考えは似てくるもの。悲しいくらいに。
※女性セブン2017年7月13日号