乳がんで亡くなった市川海老蔵(39才)の妻でフリーアナウンサーの小林麻央さん(享年34)。3年近い闘病中、麻央さんの命は何度も尽きかけようとしたという。当初は昨年夏が1つの山といわれていた。今年5月上旬にも危篤状態に陥ったことがあったという。それでも、麻央さんの命の灯火がここまで消えなかったのは、麻央さん自身の強い意志と海老蔵の尽力のたまものだった。
「麻央さんは、高濃度水素水を使った『水素温熱免疫療法』や食事の代わりにオーガニックの野菜や果物のみを使ったジュースを飲む『ジュースクレンズ』など、がん治療に効果があると聞けば何でも試していました。酵素を加えたヒノキのおがくずや米ぬかに、砂風呂のように入浴する『酵素風呂』ががんに効果があると聞けば、そのためだけにマンションの一室を借りて自作したほどです。元千代の富士(享年61)や樹木希林さん(74才)が通った鹿児島のがん専門クリニックにも治療を求め、ニューヨーク在住の日本人医師に何度も相談するなどあらゆる手を尽くしていました」(芸能関係者)
その行動の陰には麻央さんへの海老蔵の深い愛があったに他ならない。
「どんな奥さん? ぼくを変えた奥さんなんじゃないですか」
6月23日の会見で、海老蔵は涙ながらに麻央さんのことをそう評した。
歌舞伎の超名門・成田屋の跡取りとして生まれた海老蔵は若かりし頃、ワガママで礼儀知らずの面ばかり知られた。
「暴飲暴食も激しく、夜の街でひたすら遊びまくる日々を過ごしていました。歌舞伎に対しても真摯な態度ではなく、父親の十二代目・市川團十郎さんとの確執もあった。2010年3月に麻央さんと結婚してからも海老蔵さんの生活態度は改まりませんでした」(海老蔵の知人)
結婚から1年も経たない2010年11月、海老蔵は西麻布で暴行事件に巻き込まれ、顔面に全治2か月の大けがを負う。世間ではこの事件を転機に痛い目を見た海老蔵が心を入れ替えたとされるが、実情は違うという。