主婦の働き手が増えていると話題の家事代行。なかでも、予約が殺到していると注目を集めているのが上澤美保さん(42才)だ。
彼女は、2014年から家事代行サービス業に参入した『CaSy(カジー)』で、昨年8月より掃除代行のキャストとして働き始めた。
「現在は子供が学校に行っている平日の昼間だけ働いていますが、毎月約10万円もらっています」(上澤さん・以下同)
以前はフードコートの接客業をしていたというが、40才を過ぎて、1日10時間以上、立ちっぱなしの仕事は体力的にきつくなり、転職を考えた。
「その時、自分がいちばん長くやってきた家事を仕事にしようと思いました。そして、家事の中では掃除が得意だったので掃除代行に惹かれました。面接で、家事代行を副業としてやっている人や、週1回など、空いた時間に働く人が多いことなどを知りました。それなら様子を見ながら始められると思って、まずは3か月やってみようと研修を受け、2週間後には働き始めました」
上澤さんのテキパキとまじめな掃除ぶりは顧客から高い評価を得て、指名される回数も増え、1年足らずにもかかわらず、予約が取りにくいキャストの1人に。
「自分の都合で働く時間が決められるのがいいですね。帰り際に、“きれいにしてくれてありがとう”という、お客様の声も励みになります」
働く上澤さんにとっても満足度の高い仕事といえそうだ。ちなみに、業務用などの特殊な洗剤や道具を使って掃除する「ハウスクリーニング」と異なり、「家事代行」は、その家にある洗剤と道具を使って掃除するのが基本。
「とはいえ、時間が勝負の仕事なので、使い勝手のよい道具は持参します。手にフィットする手袋と仕上げ磨き用のファイバークロスは必需品。さまざまなサイズのブラシは、細かいところを掃除するのに便利。必ず持参しています」
※女性セブン2017年7月13日号