現在公開中の映画『忍びの国』で主人公の忍者・無門(むもん)を演じた嵐の大野智(36才)。「役作りはしなくていいから、そのままやってほしい」と撮影に入る前に、監督にそう言われたという大野は「自分とかけ離れた役のほうが入りやすいので、逆に難しかった」と撮影を振り返る。
「ぼく自身と無門の差がほぼないから、普段、家にいる時も無門といえば無門だし、撮影していても大野智といえば大野智。ファンのかたが見ても“あれ? 大野くんのままじゃない?”って思う人は、たくさんいると思います(笑い)。でもそれが監督的に無門らしいということだったんです」
さまざまな術を駆使した迫力あるアクションシーンも見どころ。
「撮影前に、アクションの資料映像を見せられたんです。体が柔らかくないとできない技もあったから、開脚を補助する器具を買ったんですよ! 180度まではいかないけど、ある程度開脚ができるようになったんです。撮影が始まって、いつ脚を開くアクションがあるんだろう…と思っていたのに、気づいたら撮影が終わってました(笑い)。でもせっかく買ったから、今も続けています」
孤独で寂しい過去がある無門が、唯一安らぎを感じるのが、妻となるお国の存在。
「無門は基本、お国に何を言われたとしても、“かわいいなぁ”としか思ってないんですよ(笑い)。もしもお国が自分の奥さんだったら、尻に敷かれっぱなしはちょっと厳しいかな(笑い)。理想は、お互いに自然体でいられる女性がいいですね」
※女性セブン2017年7月13日号