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最新サイバー犯罪、楽天市場偽サイトやクレカ少額不正利用

最新サイバー犯罪では驚きの手口が続々と

 ネットやスマートフォンの普及により、これまでからは予想し得ないようなサイバー犯罪が起こるようになっている。いつ誰が巻き込まれてもおかしくないこうした犯罪…あなたも無関係ではいられないかも? そこで、サイバー犯罪に詳しいITジャーナリストの三上洋さんが最新犯罪について警鐘を鳴らす。

 * * *
 ウイルス『ランサムウエア』は、2013年ごろからパソコンで流行り始めましたが、ここ最近はスマホの被害が多い。

 スマホがまったく使えなくなり、通常に戻すためには「○万円払え」と画面上に通知が来ます。感染してしまったら、スマホをセーフモードという機能で再起動し、不正なアプリを削除すれば解決します。機種ごとにやり方が違うので、それぞれのメーカーに問い合わせをしてみてください。ちなみにこのランサムウエアの場合は、iPhoneは感染しません。

 また、大手通販の楽天市場そっくりの偽サイトがいくつもあり、そこでの詐欺被害が後を絶ちません。アドレスを確認しましょう。偽サイト以外でも“激安、格安”というキーワードで探して出てきたサイトは、あまり信用しないほうがいいです。

 問い合わせ先の電話番号は載っているか、そのサイトの評判はどうなのか、きちんと調べてから購入しましょう。

 そして、クレジットカードの不正利用といえば、外国で高額なものが購入されて…というイメージがありますが、最近は違います。

 いつも使用していないエリアでの高額な買い物の場合、クレジット会社が持ち主本人に確認して、不正利用が発覚していました。

 最近は、5万円以下など少額の不正利用が多い。これくらいの金額ならば、クレジット会社は見逃しがちになります。さらに今は、紙でなく電子伝票なので、持ち主も細かいところまでチェックしません。面倒でもすべてチェックするようにしましょう。

※女性セブン2017年7月20日号

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