アメリカに活動拠点を移したはずのピース・綾部祐二(39才)が、東京で友人らと会食する姿をキャッチ。そこには、相方の又吉直樹(37才)の姿もあった──。
「やっぱ最初のデビューの仕方が肝心だよな」
「主役は実際難しいけど、日本ではそれもネタにしてウケたい!」
「ニュースとかでついにこんな作品に出ました! と大きく取り上げられても、日本の人は全然知らない作品で…みたいなことで笑い取れないかなァ」
口角泡を飛ばして熱く語るのは、昨年10月の緊急会見で「最終的にはレッドカーペット! アメリカでビッグになって帰ってくる!」と威勢よく宣言したお笑いコンビ・ピースの綾部祐二。相方・又吉直樹とのコンビ活動を一旦休止してでもアメリカ挑戦をぶち上げてから9か月が経ったある夜のことだった。
お酒も入って愚痴…いや、トークに拍車がかかる綾部。彼がいたその店は“活動拠点”のニューヨーク…から距離にしておよそ1万1000kmの場所にある東京・恵比寿だった。
今年4月、すべてのCMやレギュラー番組を降板し、共演者からははなむけの言葉を贈られた。だがいっこうに渡米しないことに「行く行く詐欺」ともいわれ、一時は外を出歩くことも控えていたほどだったという。
それだけに、7月に入ってもなお、日本にいる綾部に「え! まだいたの!?」との声も聞こえてきそうだが、綾部に近い関係者が真相を打ち明ける。
「そもそも、ビザの関係で本格的な活動がこの夏からの予定だったんです。5月にはニューヨークで開催された日本人向けイベントに出演しましたし、行ったり来たりしながら、現地生活の準備を着々と進めてますよ。決して詐欺じゃないですよ(笑い)」
冒頭の夜は、アメリカ挑戦を間近に控えた綾部がひと息つける会だったのかもしれない。会の当初、店自慢の魚介類をふんだんに使ったしゃぶしゃぶをつついていたのは、綾部の他に友人らしき男性3人。そこに遅れて合流したのが又吉だった。
綾部がアメリカ挑戦を決意した理由には、芥川賞受賞で一躍話題の人となった又吉とのコンビ内格差が噂されたこともあった。
「向かい合わせの席に座って、綾部さんが又吉さんに“この料理がうまいんだよ”ってすすめたりしていました。アメリカでの生活や仕事について目を輝かせて話す綾部さんに、又吉さんは“へぇ~、そうなんや”って優しく相槌を打っていて。綾部さんの活躍にいちばん期待しているのは、他でもない又吉さんなのかもしれません。その日は、又吉さんが支払いをしていました。綾部さんへの激励の意味もあったんじゃないでしょうか」(居合わせた客)
相方の期待に応え、アメリカンドリームを掴めるか。
※女性セブン2017年7月27日号