「歴史ある番組なので、視聴者にとって番組のイメージは固まっている。ですから、最初は視聴者がぼくを受け入れてくださるかとても心配でした」
そう語るのは2015年4月に、『アタック25』の3代目司会者となった谷原章介(45才)。今年で3年目を迎え、ようやく慣れてきたという。
初代司会者だった児玉清さんのことはなるべく意識しないようにしていると谷原。「児玉さんは、この番組を知り尽くされていました。ぼくは児玉さんには及びませんから、変わったことをやろうとか、新しいカラーを出そうとは思っていません」。
心がけていることは、解答者の緊張感をほぐすことだ。
「みなさん、この番組を愛してくださっている人ばかりなので、その分、緊張感がすごい。それを解きほぐして、いいところをちょっとでも出してあげること。それが視聴者にとっても親近感がわいて、がんばれと応援する糸口になると思います」
ドラマ出演など忙しいが、この番組にかかわるようになってとても楽しいと笑う。
「いろんな豆知識が身についてきました(笑い)。それ以上に、解答者が最後に笑って帰ってくださると疲れも飛びますね」
撮影/辻村耕司
※女性セブン2017年7月27日号