東京都心から車で1時間弱走ると、東京と神奈川の間を流れる多摩川沿いの街に着く。駅前の小さな商店街や密集する工場に残る下町の活気と、再開発で建てられた高層マンション群の都会的雰囲気が混在した地区だ。
7月上旬のある日、その一角にある集合住宅の駐車場から1台の高級外車がゆっくりと走り出した。ハンドルを握っていたのは亜希(48才)。助手席には長男(14才)の姿があった。近所のスーパーで買い物をした2人は、1時間ほどで自宅へと戻っていった。
「この4月に、亜希さんはそれまで住んでいた都内の超高級マンションを引き払い、長男と次男(12才)を連れて引っ越したんです。仕事や子育てのことをいろいろ考えての決断だったみたいですよ」(亜希の知人)
亜希が元夫・清原和博(49才)と離婚したのは2014年9月。亜希自身、ファッション誌の表紙モデルなどの仕事はあったが、食べ盛りの子供たちを女手ひとつで育てるため、それまで以上に仕事をこなしていった。
「ファッション誌だけにこだわらず、野球選手の妻として身に着けた料理の腕前を男性向けの雑誌で披露したり、トークショーや講演会に出たり、ライフスタイル誌に登場したりと、新しい仕事にも積極的に取り組んでいました」(ファッション関係者)
だが、2016年2月に清原が覚せい剤取締法違反で逮捕されると、亜希にも影響が及んだ。キャンセルになった仕事がいくつもあったという。
その後、亜希は自身のファッションブランドを立ち上げたが、順風満帆とはいかないようだ。
「最初のうちは順調だったんですが、強気な値段設定もあって少しずつ売り上げも伸び悩んでいった。最近では、ブランドコンセプトの路線変更も考えているそうです」(前出・ファッション関係者)
心機一転を図る亜希の“きっかけ”の1つが引っ越しだったのだろう。
「それまで暮らしていたマンションは120平方メートル以上で家賃50万円以上のセレブ生活。でも、中学生と小学生の息子にはこれからも教育費などでお金がかかります。息子さんたちの通学に便利ということもあるみたいですが、この先のことも考えて、引っ越し先の家は家賃をかなり抑えたそうです。それに、以前住んでいた場所に比べれば『清原の元妻だ』って気づかれることも少ないですからね」(前出・知人)
昨年8月、本誌・女性セブンは都内の飲食店で長男の誕生会を開く亜希の姿を見かけた。サプライズで長男を喜ばせようとしていた次男は、現在もリトルリーグの野球チームに所属。キャプテンを務め、チームメートを引っ張る存在だという。
奇しくも清原は、7月13日発売の雑誌『Number』で、「告白」と題した連載をスタートさせた。それぞれ、新たな道を歩み出している。
※女性セブン2017年8月3日号