ライフ

黄門様 ネズミに噛まれたら猫の糞で治すなどの治療法提唱

徳川光圀は家康の孫にあたる AFLO

 日本の歴史上、権力者たちは特権的な「養生」を行っていた。時代を彩った偉人の特権的な“裏ワザ健康法”を紹介しよう。

 徳川家康の孫であり、テレビドラマでもおなじみの“黄門様”こと徳川光圀(享年72)は、ラーメンを日本で最初に食べたとされる人物で、新しい食材、料理に対する好奇心が強かった。ヨーグルト、ビスケット、ジャムなど、明治になってやっと普及するようになった食べ物を17世紀の江戸時代に食べている。

 そんな黄門様が一般庶民のために、治療法や薬について医者に書かせた当時のベストセラー本『救民妙薬集』の内容が興味深い。

「ネズミに噛まれたときは、猫の糞を糊でやわらげてつける」「ネズミの小便が目に入ったときは、猫のよだれを眼にさす」という具合にネズミの害はすべて猫で治すという“荒療治”が記されている。『日本史偉人「健康長寿法」』の著書がある作家の森村宗冬氏はこう語る。

「ほかにものどに刺さったトゲを取るのに、〈生きた蜘蛛を紙に包んで動くようにして、のどに張りつけて4時間放置〉といった奇想天外なものもあります。当時、流布していた民間療法を集めたのでしょう。一方でなるほどと思える治療法や薬の使い方の記述もたくさんあり、そうした養生を実践していたからこそ、黄門様は当時としては長生きしたのでしょう」

※SAPIO2017年8月号

関連キーワード

関連記事

トピックス

永野芽郁
《永野芽郁、田中圭とテキーラの夜》「隣に座って親しげに耳打ち」目撃されていた都内バーでの「仲間飲み」、懸念されていた「近すぎる距離感」
NEWSポストセブン
上白石萌歌は『パリピ孔明 THE MOVIE』に出演する
【インタビュー】上白石萌歌が25歳を迎えて気づいたこと「人見知りをやめてみる。そのほうが面白い」「自責しすぎは禁物」
NEWSポストセブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《田中圭と永野芽郁にお泊まり報道》「トイレで寝ていた…」業界関係者が心配していた“酒の場での様子”
NEWSポストセブン
小山正明さん
元阪神の320勝投手・小山正明さんが生前に語っていた「伝説の天覧試合」での長嶋茂雄、村山実のこと 「自分が先発した試合で勝てなかった悔しさは今も残る」と回想
NEWSポストセブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《田中圭に永野芽郁との不倫報道》元タレント妻は失望…“自宅に他の女性を連れ込まれる”衝撃「もっとモテたい、遊びたい」と語った結婚エピソード
NEWSポストセブン
父親として愛する家族のために奮闘した大谷翔平(写真/Getty Images)
【出産休暇「わずか2日」のメジャー流計画出産】大谷翔平、育児や産後の生活は“義母頼み”となるジレンマ 長女の足の写真公開に「彼は変わった」と驚きの声
女性セブン
不倫報道のあった永野芽郁
《お泊まり報道の現場》永野芽郁が共演男性2人を招いた「4億円マンション」と田中圭とキム・ムジョン「来訪時にいた母親」との時間
NEWSポストセブン
春の園遊会に参加された愛子さま(2025年4月、東京・港区。撮影/JMPA)
《春の園遊会で初着物》愛子さま、母・雅子さまの園遊会デビュー時を思わせる水色の着物姿で可憐な着こなしを披露
NEWSポストセブン
不倫を報じられた田中圭と永野芽郁
《永野芽郁との手繋ぎツーショットが話題》田中圭の「酒癖」に心配の声、二日酔いで現場入り…会員制バーで芸能人とディープキス騒動の過去
NEWSポストセブン
春の園遊会に参加された天皇皇后両陛下(2025年4月、東京・港区。撮影/JMPA)
《春の園遊会ファッション》皇后雅子さま、選択率高めのイエロー系の着物をワントーンで着こなし落ち着いた雰囲気に 
NEWSポストセブン
田中圭と15歳年下の永野芽郁が“手つなぎ&お泊まり”報道がSNSで大きな話題に
《不倫報道・2人の距離感》永野芽郁、田中圭は「寝癖がヒドい」…語っていた意味深長な“毎朝のやりとり” 初共演時の親密さに再び注目集まる
NEWSポストセブン
現在はアメリカで生活する元皇族の小室眞子さん(時事通信フォト)
《ゆったりすぎコートで話題》小室眞子さんに「マタニティコーデ?」との声 アメリカでの出産事情と“かかるお金”、そして“産後ケア”は…
NEWSポストセブン