芸能

渡辺謙に「国際派通すつもりだろうが薄情男に見える」の声

不倫釈明会見に「薄情男」の声も

 女性セブンの名物還暦記者“オバ記者“こと野原広子が、世の中のいろいろな事象に素直な意見をぶつける。今回のターゲットは不倫釈明会見を開いた渡辺謙だ。

 * * *
 渡辺謙(57才)は、同世代の私にとって悲劇の人なの。1989年、30才のときに初主演映画の撮影中、急性骨髄性白血病を発症して降板。一時は生命も危ぶまれたけど、約1年後に復帰。5年後に再発したものの、経過は良好。その間に泥沼離婚で話題になり、女優・南果歩(53才)と再婚。その後のハリウッド俳優としての活躍はご存じの通りだ。

 しかし、それで終わらず、昨年2月に胃がんが見つかって手術。自宅療養の後、3月に渡米してブロードウェー・ミュージカル『王様と私』に出演している。そしてほぼ同時期に妻の南も乳がんで手術を受けた。

 と、ここまで栄光と闘病が入り組んでいる人がいるだろうか。だからこそ妻の苦悩が手にとるようにわかるに違いないとも思ったのよね。南の“がん保険”のCМに切実なものを感じたのも、こうした背景があってのこと。

 そんなわけで、今回の会見で聞きたかったのは、「何度も病を克服したあなたが、同じ病で闘病している妻がいながら、愛人と密会をしたのはなぜか?」と、これに尽きるのよ。

 不倫の良し悪しは今さらいい。重い病をするとつらい現実から目をそらして「今を楽しく」と思うようになった、とか、体験者ならではの生の声をぜひ聞きたかったわ。

 だけど本人の思いは別にあるらしく、相手の女性は、別れに際して「俳優としての自分を尊重してくれた」そう。妻は「こんなことであなたが積み重ねてきたことが消えるものではないから、頑張ってね」と言ってくれたとか。

 どこまでも俳優、“世界のケン・ワタナベ”を貫くつもりらしいけれど、言うほどに、彼が身勝手な、薄情男に見えるんだわ。

 もうひとついえば、ネット動画が1秒後には日本に届く時代に、ニューヨークで手つなぎデートをしてもバレないと思っている段階で、“国際派”は返上した方がいいと思う。

※女性セブン2017年8月10日号

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン