支持率が急落している安倍政権。その原因となっているのが、“国会の網タイツ姫”こと、稲田朋美防衛相(58才)だ。
7月の都議選応援では「自衛隊としてお願い」と憲法無視の発言で猛反発をくらい、自民党惨敗の“戦犯”に。直近では、南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽を非公表にする方針について、稲田氏が「報告を受けていない」とする一方、自衛隊関係者は「報告した」と証言。稲田氏が国会で虚偽説明をした疑いが生じている。
「そもそも稲田大臣は護衛艦の甲板をピンヒールで歩いたり、演習視察にピンク色のジャケットと麦わら帽子で現れたりと、現場の隊員から“何なんだ、この大臣は”と煙たがられていた。今回の日報隠蔽問題は、自分たちだけ悪者にされることを嫌った陸自が大臣に“反旗”をひるがえしてのリークではないでしょうか」(防衛省関係者)
空気が読めず、なぜか周囲をイラッとさせる彼女の原点は何か。稲田大臣は1959年、福井県生まれ。早大卒業後に司法試験に合格して弁護士となった。司法修習生時代に出会った龍示さんと結婚し、1男1女をもうけた。
「大阪に住む旦那さんは妻思いで、選挙の時は選挙区の福井に飛んでいき、リュックにビラを詰め込み1枚1枚、有権者に手渡していました。息子さんは開成高校から東大に進んだエリートで、娘さんも東大の大学院に進んだ。稲田さんのトレードマークの網タイツを含め、娘さんがファッションのアドバイスをしているようです」(稲田氏の知人)
◆派手になったのは最近のこと
実は稲田氏、2005年に代議士になってしばらくは“地味なご婦人スタイル”だったのだが、2013年頃から突然、伊達めがねや網タイツデビューし、“垢抜け”ファッションへと進化をとげたのだという。
「党の重鎮たちに重宝され、とくに安倍首相からは“ともちん”とかわいがられて大抜擢。重要なポジションを任されるとともに、服装や化粧がどんどん変わっていったけど、それに仕事の内容が伴わないので、“デキる女”というより“勘違い女”っぽい印象が強くて…」(全国紙政治部記者)