1974年、高級会員制ディスコ『Castel Tokyo』がオープンすると、東京・六本木の路上に高級車がズラリと列をなした。黒い大理石に覆われたゴージャスな店内は毎晩正装した男女で溢れかえり、モデルやデザイナーをはじめ有名人がこぞって通いつめた──。
7月20日、その伝説のディスコがホテルオークラ東京(港区)で一夜限りの復活を遂げた。DJはカリスマヒップホップMCのZEEBRA(46才)。華やかに装った50代オーバーの男女たちは有名企業の社長などそうそうたる顔ぶれだ。
「右も左も有名人でボウルルームでは名刺交換が続いていました。その中で、とにかく目立っていたのが山口智子さん(52才)」(居合わせた客)
ドレスアップしたゲストの中、薄いメイクがかえって彼女のきれいな肌を際立たせる。歩くたびにふわりと揺れる黒地のワンピースから美脚をのぞかせながら、踊り続ける山口の姿に、「完全復活だわねぇ」と周囲は声を揃えた。
そのとらえどころのない雰囲気は、現在出演中のドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)で山口が演じる探偵事務所所長で瑛太(34才)や森田剛(38才)らを束ねる豪快な独身女・かほる役そのものだった。
「本格的ドラマ出演も久しぶりだし、唐沢さんがいないプライベートでこんなふうな姿を見るのも珍しいことみたい。山口さん復活! を印象づけられました」(別の客)
その証言通り、プライベートの姿を目撃するときはほとんど夫・唐沢寿明(54才)と一緒。俳優仲間が思い思いに集まって飲む「唐沢会」にも山口はよく顔を出している。
「最近は映画『ラストコップ』で共演した竹内涼真(24才)や窪田正孝(28才)がよく一緒にいるようです。窪田くんとは3日に1回連絡をとる仲で、唐沢さん、山口さんと3人で金沢に旅行に行ったりもしているそうです。あの夫婦ならではですね」(芸能関係者)
冒頭のイベント、山口は手を叩き周囲を乗せながら最後の曲『can’t take my eyes off you』まで全力疾走で駆け抜けた。
「今回のドラマで踊るシーンがあるそうで、その練習も兼ねていたそうです」(イベント関係者)
『ロングバケーション』『29歳のクリスマス』から幾星霜、1990年代のドラマクイーンは素敵に年を重ねて往事の曲に身を委ねていた。
※女性セブン2017年8月10日号