国内

橋本市議 今井議員と「一線超えたか」問題を会見から読む

橋本市議の会見を分析(公式HPより)

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人をピックアップ。記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。今回は、不倫騒動の渦中にある、橋本市議の会見に注目。

 * * *
 元SPEEDの今井絵理子参院議員との不倫疑惑を報じられ、先週、急きょ会見を開いた橋本健神戸市議。「4~5年前から婚姻関係は破綻」「一線は越えていない」と釈明したものの、レポーターからの追及に大粒の汗を流していた。さて、この会見の真相は?

 たくさんのカメラが待つ会見場所に現れた橋本市議は、緊張した面持ちながらも落ち着いて謝罪し、ゆっくりと頭を下げた。不倫、略奪、不貞など、自分にとって好ましくない言葉を口にする度に瞬きが多くなる。だが、新幹線での手つなぎ写真について聞かれると、その時の情景を思い出そうとしたのか目を閉じ、「手をつないだのは私」と素直に認めた。

 瞬きは心の動きや無意識の感情を表しやすい仕草だ。自信がない時に瞬きが多くなる人もいれば、緊張している時に瞬きが多くなる人もいる。隠し事をしている時に瞬きが多くなる人もいれば、じっと目を見開き瞬きせずに嘘をつく人もいる。心の動きと瞬きの仕方や回数との関係は、人によってそれぞれ特徴がある。

 会見を見る限り、橋本市議は、自分にとって重要な事柄や感情が揺さぶられる言葉には、一瞬だが目を閉じたり、瞬きの回数が多くなっていた。婚姻関係について説明した時は「お恥ずかしい話」と言いつつ目をつむり、今井議員に「間違いなく恋愛感情を抱いていた」と言った時も目を閉じた。だが「不貞行為には当たらない」や「パジャマ姿で勉強会をした」と釈明した時など、自分はこう思っている、こうなのだと強く主張したい時は、瞬きが少なくなっていたようだ。

「本当に一線は越えていないのか」と聞かれ、「はい、越えていません」と言い切った時も瞬きはないが、額からはどんどん大粒の汗が噴き出していく。彼の中の緊張感も、汗と共にどんどん高まっていた感じだ。

「申し訳ないが…」と前置きした後、「私は嘘をついております」と言いだした時も、瞬きすることなくじっとレポーターを見つめた。週刊誌の取材時に否定したものの、実は今井議員に恋愛感情があったと釈明したのだ。

 それにしても、彼はなぜ「嘘をついております」とわざわざ言ったのだろう。取材時についた嘘を謝罪するつもりなら、「嘘をついておりました」と過去形になるはずだ。それをわざわざ現在形で言ったのは? 意地悪に捉えれば、この場でも嘘をついているということを抑えようとした無意識の欲求が、そう言わせたのかもしれない。

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン