8月3日に発足した安倍改造内閣には“地雷”になりそうな大臣たちがひしめいている。新入閣で野党側が追及の標的として手ぐすね引いているのが参院枠の松山政司・一億総活躍相だ。
松山氏が日本青年会議所(JC)の副会頭時代の1998年当時、JCのメンバーが北海道旭川市での会合後、当時16歳の少女に“女体盛り”でハレンチ行為をした事件が発生。4人が売春防止法違反などで逮捕された。
その後、松山氏がその会合に出席していたという真偽不明の情報も流れ、野党議員は「20年前の議員当選前の事件とはいえ、刑事事件になっている。大臣は国会で事実関係を明らかにする責任がある」と、前内閣で復興相を務めながら、過去の下着泥棒疑惑で失墜した高木毅氏になぞらえ、“第二の下ネタ大臣”として追及する構えを見せている。
松山事務所は「議員はその会合には出ていないし、事実無根です。ネットにそんな情報が流れていることは承知しているが、わざわざ反論や名誉毀損で告発するのもバカバカしい」と一笑に付すが、再び国会の場で下世話な質問が飛び交うことになりそうな気配だ。
※週刊ポスト2017年8月18・25日号