国内

菅田将暉は和式トイレで用足せず…数減少で高齢者の健康に影響

和式トイレが使えないと告白した菅田将暉

「できないんですよね。うんこ座りって、かかとをつけた状態で。(体が)硬いんですよ」。『しゃべくり007』(日本テレビ系)で、こう語った菅田将暉(24才)に、共演者の有田哲平(46才)は思わず「できるできないとかないじゃん!」とツッコミ。しかし、いざ実演してみると、座った途端に菅田は後ろ側へカエル跳びしていく…。和式トイレでは、不知火型の横綱の土俵入りのように両手を上げ、爪先立ちの姿勢でなければ用を足せないという。

 水洗の和式トイレが日本で初めて設置されたのは、明治35(1902)年の帝国ホテル。大正時代、関東大震災の復興を機に下水道整備が進み、和式トイレの需要が拡大した。だが、その状況を一変させたのが1960年代の洋式トイレの登場である。

「住宅公団に洋式トイレが採用され、一般家庭にも洋式が一気に普及していきました。それに伴い、和式トイレは減少の一途を辿っています」(日本トイレ協会の佐竹明雄さん)

 便器の出荷数を見ても明らかだ。日本衛生設備機器工業会(現・日本レストルーム)の調べによると、和式トイレの出荷数は1980年に40%だったのが、1990年に17%、2000年に7%、そして2010年にはわずか2%にまで落ち込んでいる。

「やはり洋式は腰掛けるだけなので楽です。それに排泄物が飛び散りにくく、掃除もしやすい。施工も簡単で、洗浄水の量も和式が12リットルに対して洋式は約6リットルと、節水にも役立つというメリットがあります。もちろん、和式にもいいところはあります。排泄物が目視できるので健康状態を把握しやすいとか、便器に直接肌を触れなくていいという点です」(前出・佐竹さん)

 とはいうものの、一般家庭で和式トイレを見かけることはほとんどなくなった。都内の小学校のベテラン女性教諭(51才)は嘆く。

関連記事

トピックス

高校時代の安福久美子容疑者(右・共同通信)
《「子育ての苦労を分からせたかった」と供述》「夫婦2人でいるところを見たことがない」隣人男性が証言した安福容疑者の“孤育て”「不思議な家族だった」
活動再開を発表した小島瑠璃子(時事通信フォト)
《輝く金髪姿で再始動》こじるりが亡き夫のサウナ会社を破産処理へ…“新ビジネス”に向ける意気込み「子供の人生だけは輝かしいものになってほしい」
NEWSポストセブン
中国でも人気があるキムタク親子
《木村拓哉とKokiの中国版SNSがピタリと停止》緊迫の日中関係のなか2人が“無風”でいられる理由…背景に「2025年ならではの事情」
NEWSポストセブン
トランプ米大統領によるベネズエラ攻撃はいよいよ危険水域に突入している(時事通信フォト、中央・右はEPA=時事)
《米vs中ロで戦争前夜の危険水域…》トランプ大統領が地上攻撃に言及した「ベネズエラ戦争」が“世界の火薬庫”に 日本では報じられないヤバすぎる「カリブ海の緊迫」
週刊ポスト
ケンダルはこのまま車に乗っているようだ(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
《“ぴったり具合”で校則違反が決まる》オーストラリアの高校が“行き過ぎたアスレジャー”禁止で波紋「嫌なら転校すべき」「こんな服を学校に着ていくなんて」支持する声も 
NEWSポストセブン
24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《12月1日に24才のお誕生日》愛子さま、新たな家族「美海(みみ)」のお写真公開 今年8月に保護猫を迎えられて、これで飼い猫は「セブン」との2匹に 
女性セブン
新大関の安青錦(写真/共同通信社)
《里帰りは叶わぬまま》新大関・安青錦、母国ウクライナへの複雑な思い 3才上の兄は今なお戦禍での生活、国際電話での優勝報告に、ドイツで暮らす両親は涙 
女性セブン
東京ディズニーシーにある「ホテルミラコスタ」で刃物を持って侵入した姜春雨容疑者(34)(HP/容疑者のSNSより)
《夢の国の”刃物男”の素顔》「日本語が苦手」「寡黙で大人しい人」ホテルミラコスタで中華包丁を取り出した姜春雨容疑者の目撃証言
NEWSポストセブン
石橋貴明の近影がXに投稿されていた(写真/AFLO)
《黒髪からグレイヘアに激変》がん闘病中のほっそり石橋貴明の近影公開、後輩プロ野球選手らと食事会で「近影解禁」の背景
NEWSポストセブン
秋の園遊会で招待者と歓談される秋篠宮妃紀子さま(時事通信フォト)
《陽の光の下で輝く紀子さまの“レッドヘア”》“アラ還でもふんわりヘア”から伝わる御髪への美意識「ガーリーアイテムで親しみやすさを演出」
NEWSポストセブン
ニューヨークのイベントでパンツレスファッションで現れたリサ(時事通信フォト)
《マネはお勧めできない》“パンツレス”ファッションがSNSで物議…スタイル抜群の海外セレブらが見せるスタイルに困惑「公序良俗を考えると難しいかと」
NEWSポストセブン
中国でライブをおこなった歌手・BENI(Instagramより)
《歌手・BENI(39)の中国公演が無事に開催されたワケ》浜崎あゆみ、大槻マキ…中国側の“日本のエンタメ弾圧”相次ぐなかでなぜ「地域によって違いがある」
NEWSポストセブン