深夜2時、ビキニ姿の美女たちが腰をくねらせ踊りだす。激しく点滅する光が汗ばんだ胸元を妖しく照らし、魅惑の「BIKINI NIGHT」の幕が開けた。若者を中心に熱狂的な人気を誇るダンスグループCYBERJAPAN DANCERS(以下CJD)のイベントだ。
「皆が笑顔になるパーティを開きたかった」。そう語るのは、CJDの仕掛け人のDJ、三富グランブラ・都琴氏だ。
「元々は1999年、クラブのイベントで開催したのが始まり。夏らしいイベントをやりたくて、お客さんがビキニで来場したらドリンクや入場料が無料というものでした。でもお客さんだけだと恥ずかしがる人も多いので、知人のモデルなどに頼んでビキニでダンサーとしてお立ち台に上がってもらった。今思えばCJDの原点ですね。
イベントでは水や泡を派手に撒くのですが、お客さんは服を着ているのに“もっとかけろ”と満面の笑みでメンバーにアピールしてくれます。それが本当に楽しそうで、僕も嬉しいですね」
いまやCJDの看板イベントに成長。全国で年間50回以上開催されている。
撮影協力■新木場・ageHa@STUDIO COAST 撮影■藤岡雅樹
※週刊ポスト2017年8月18・25日号