秋篠宮さま(51才)と眞子さま(25才)は、8月23日までハンガリー・ブダペストに足を運ばれた。2007年のマダガスカル、2010年のラオス以来3度目の父娘旅行だった。
「表向きは、眞子さまは民族博物館を、秋篠宮さまは家畜の飼育施設などそれぞれの研究分野を視察されるためというのが今回の私的旅行の目的でした。ですが、実際の所は父娘2人の“最後の思い出作り”といった側面も大きかったようです。
秋篠宮さまは18日にご出発。眞子さまは公務の関係で1日遅れの合流となりました。民族博物館では、眞子さまは展示物などをスマホで撮影されながら熱心にご覧になっていました。当初、その施設は眞子さまの合流前に秋篠宮さまがお1人でお出かけになる予定でしたが、英国留学中に博物館学を学ばれた眞子さまのたっての希望もあり、合流後の訪問に予定が組み直されたそうです」(皇室記者)
旅行に先立って、8月17日、宮内庁は眞子さまと小室圭さん(25才)の婚約内定会見を「9月3日」に行うことを発表した。会見は当初7月8日の予定だったが、九州北部を襲った豪雨被害のため約2か月延期された。
「9月3日になったのは、両陛下と秋篠宮ご夫妻のご予定や、9月12日の佳子さまの英国留学へのご出発前という事情を考慮したからだそうです」(皇室ジャーナリスト)
だが「9月3日」は、皇太子さまと雅子さまが重要な公務で奈良を訪れる予定の日にあたる。
雅子さまは、9月2、3日に奈良県で行われる「国民文化祭」に、皇太子さまとご一緒に臨席される方向で調整が進められている。
「国民文化祭は『皇太子の八大行啓』の1つに数えられるもので、大変重要な公務に位置づけられています。雅子さまは7月に1泊2日で秋田県へお出ましになりましたが、4月のマレーシア訪問や6月に石川県で行われた『みどりの愛護』のつどいへの臨席、同月のデンマーク訪問といった“宿泊を伴う公務”を立て続けに見送られてきただけに、大変注目が集まっています」(前出・皇室記者)
前出の皇室ジャーナリストはこう話す。
「眞子さまの伯父である皇太子さまは、婚約内定の手続きには直接的には関係しません。会見が皇太子さまをはじめとした他の皇族方の公務と重なってはいけないという決まりもありませんから、形式的には問題はないのです。一方で、メディアや国民の関心の集まる雅子さまのお出ましとあっても、一生に一度の慶事ですから、ニュースなどでの扱いは必然眞子さまの婚約会見のほうが大きくなるわけです。まさにそれが問題で、皇太子ご夫妻の重要な公務の日に眞子さまの婚約会見が重なったことに、“皇太子ご夫妻をないがしろにしているのではないか”という声が噴出しているのです」(前出・皇室ジャーナリスト)
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2017年9月7日号