騒動勃発から47日ぶりに帰宅した彼女は、その夜、鮮やかなブルーのトップスに着替え、都内の花火大会へひとり足を運んだ。とりわけ上機嫌で、スポーツ紙の取材にもピースサインで応じる。被災地でのボランティア活動で日焼けした顔には、奇妙なほど晴れやかな笑顔が浮かんでいた。
ついに松居一代(60才)と船越英一郎(57才)の離婚裁判が始まる。約2年前から、船越は離婚に向け、松居と話し合いを続けてきた。しかし、松居が応じる姿勢を見せないまま、夫婦関係は悪化。6月に船越が代理人を通じて離婚調停に踏み切った。
「離婚調停申立書が松居さんの元に届く直前、彼女が自宅を飛び出したせいで、裁判は1か月以上先延ばしになりました。その間、松居さんは動画やブログで船越さんの不倫を糾弾して、すべてを晒けだすと言っていましたが、結局問題となるような写真や動画はまったく出てこなかった。何も証拠がないからこそ、ネットを利用して離婚の腹いせをしたんじゃないのかという声もありますが…」(芸能関係者)
8月20日、松居は帰宅を待ち構えていた報道陣に、「松居劇場に終止符を打つ」と突如宣言。法廷闘争となった場合は自ら出廷すると意欲を語った。しかし、ここにきて騒動は新たな展開をみせている。
「離婚裁判とは別に、船越さんが松居さんを名誉毀損とプライバシー侵害で訴えたそうです。エスカレートする松居さんの行動に周囲は当初からすぐ訴えた方がいいと言っていました。身の潔白をはらすためにもそうすべきだと。でも、船越さんは“息子のためにもそれだけはしたくない”と頑なに拒否していたそうです。でも、このまま出演する番組やドラマ、クライアントに迷惑がかかり続けることは耐えられない。苦渋の決断だったようです」(船越の知人)
船越からすれば無事離婚できれば財産もいらないという思いがある。訴訟を起こせばそれだけ煩雑さが増していく。それでも決断したウラには松居のような“リベンジ暴露”を許すべきではないという、数多くの意見が船越の元に届けられたこともあったという。
「何か気にくわないことがあったからといってネットやSNSを使って暴露したり、仕返しすることが簡単に許されてはいけませんよ。野放しにすると“いい”と認めてしまうことになる。自分のためだけではなく社会のためにも闘わなければ…と決意したんだと思いますよ」(前出・知人)
第2ラウンドのゴングがなる──。
※女性セブン2017年9月7日号