全米プロゴルフ選手権で5位となった松山英樹(25才)。今年の獲得賞金は800万ドル超(約9億円)。米ツアー賞金ランクは並み居る強豪を抑えて堂々のトップである。CMなどを合わせた年収は15億円近いといわれている。
そんな松山は、一般女性と今年1月に入籍していたことを発表。7月には第一子も誕生した。
ビッグマネーを生み出す“松山の妻”の座は、女性なら誰もが羨むポジションだ。だが、そのプレッシャーは計り知れないと語るのは、ある人気プロゴルファーの妻・A子さんだ。
「世界を舞台に戦う松山くんの妻ともなれば、国内で戦うゴルファーの妻とは比べものにはならないプレッシャーがあるはず」
ゴルフの国内ツアーは年間30試合近くある。A子さんは、出産するまで夫の出場する、すべての試合に帯同していたという。
「マネジャー代わりとして自宅での荷造り、飛行機やホテルの手配などを全部やりました。試合中は応援のため、18ホールを歩いてついて回るので体力的にも大変でした」(A子さん)
米ツアーは国内ツアーを上回る50試合。しかも、移動距離も日本国内の比ではない。ただし、松山の妻は出産したばかりで、彼女の実家で暮らしているため、渡米はまだ先になりそうだ。松山の恩師である東北福祉大学ゴルフ部の阿部靖彦監督はこう話す。
「松山がツアーで全米各地を転々とするなか、友達もいない米国で幼い子を連れた奥さんが生活するのは大変です。松山夫婦には、米国での同居は子供が成長した数年後でも遅くないとアドバイスしました」
松山一家は離ればなれに暮らすことになるが、一年中、夫が、そして父親がいないことは妻にとって想像以上の苦痛だとA子さんが続ける。
「私も子供が生まれてからは、夫には帯同せず、子育てしながら夫の帰宅を待つ生活でした。一年中自宅にいないので、私自身が風邪をひいたり、子供が急に体調を崩したりしたときに、頼れる人がいないので、当初は本当に困りました。子供も父親がいないと寂しがりますしね。最終的には『全部自分ひとりでやるしかない』と覚悟を決めました」
A子さんのように“一家の大黒柱になる”という強い責任感が妻には必要となる。
※女性セブン2017年9月7日号