華やかな世界で活躍するアスリートの“妻”という立場に多くの女性が憧れるが、現実には想像以上のハードワークが要求される。プロ野球・横浜DeNAベイスターズの林昌範投手の妻で元テレビ東京アナウンサーの亀井京子さん(35才)の話。
「シーズン中はプレーをサポートするための食事管理、オフは来季に向けた体づくりのための食事管理がある。妻の仕事は年中無休なんです」
ナイトゲームの場合、朝はスタミナをつけるための糖質補給メニュー、試合後は疲労回復のため帰宅後すぐにたんぱく質中心の食事を出すなど、万全の準備態勢を取る。
「試合が昼か夜かで食材はもちろん調理法も変える。スーパーでまとめ買いすれば楽ですが、日々の体調変化などに合わせるので買い出しは毎日。自律神経が乱れるといい睡眠が取れないので、夫には常に明るく接して、ストレスなく過ごせる家庭環境づくりも心がけます」(亀井さん)
ここまで尽くしても、夫の成績が悪ければいわれのない批判を浴びることもある。代表例が広島カープの堂林翔太選手と結婚した元TBSアナの枡田絵理奈(31才)だ。かつて「鯉のプリンス」と期待された堂林は結婚前の2012年には不動のレギュラーとして活躍したが、枡田との結婚後は鳴かず飛ばず。「神ってる」でブレークした鈴木誠也選手など、若手の台頭で一軍と二軍を行ったり来たりだ。
「枡田さんは広島ファンから『さげまん』のレッテルを張られています。対照的に、前田健太投手と結婚した元東海テレビの成嶋早穂アナ(32才)は夫をメジャーリーガーへと導いたため『あげまん』と称賛されています」(地元紙記者)
奇しくも枡田と成嶋は同期。キー局のアイドルアナを地方局の地味アナが大逆転したのである。
日本人選手史上最高額の約161億円でニューヨーク・ヤンキースと契約した田中将大投手の妻・里田まい(33才)は「究極のあげまん」「おバカキャラからの下剋上」と絶賛されたが、今シーズンのマー君は絶不調にあえぐ。
「今のところ里田への批判は出ていないが、辛口で知られるニューヨークのメディアやファンの怒りの矛先がいつ彼女に向けられてもおかしくない」(メジャー担当記者)
※女性セブン2017年9月7日号