夏に各地で発生する「ゲリラ豪雨」。外出中に発生してしまうと、交通網は乱れるし、ずぶ濡れになるしで、とんでもないことになってしまう。もしも予想できれば助かるのだが…。
「今の予測技術ではなかなか難しい」と気象予報士の蓬莱大介さんは悔しそうに言う。しかし予防策がないわけではない。
「“○○辺りで夕方から夜までの時間は天気急変の恐れがある”というレベルの予想はできていますので、事前に天気予報を確認しましょう」(蓬莱さん)
気象予報士の木原実さんは天気予報を見るコツとして、気象庁のホームページなどで公開している「地域時系列予報」の活用をすすめる。
「この先の天気を3時間ごとに区切って予報します。降水確率や予報が時系列で3種類くらい並んでいますので、それぞれ何時から何時の予報か、お天気が下り坂なのか回復傾向にあるのかをチェックしていただきたいですね」(木原さん)
さらに細かく知りたいときに活用したいのが「雨雲レーダー」だ。木原さんも「これを参考にするとよく当たる」と利用している。
「気象庁のホームページに『高解像度降水ナウキャスト』というものがあります。そこを見ると1時間後の雨雲の位置がわかる。ぼくはこのレーダーを見ながら、日テレのお天気カメラで雨が降りそうなところを撮影するんですよ。とても精度が高いので、東京駅の出口のどちら側で降っているか、というくらい細かくわかります」(木原さん)
気象庁のホームページだけでなく、各ニュースサイトでも公開をしているので、ぜひ見てみよう。
※女性セブン2017年9月14日号