『ひよっこ』(NHK)、『過保護のカホコ』(日本テレビ系)のダブル出演で一気にブレイク俳優となった竹内涼真(24)。『ひよっこ』で演じたのは、ヒロイン・みね子(有村架純)と恋仲になる好青年・島谷純一郎役。出演がなくなると「島谷ロス」なる新語も生まれた。今週の『ひよっこ』では、約1か月ぶりに竹内扮する島谷が再登場しSNS上では女性たちが大騒ぎ。
女性を虜にする竹内の魅力とはいったいどこにあるのか。2014年放送の『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)から竹内を追い続けているイケメン評論家の沖直実さんによると、「甘すぎない」イケメンっぷりが新鮮なのだという。以下は、沖さんの解説だ。
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竹内さんは『ひよっこ』の出演で一気に知名度が上がりましたが、女子のハートを鷲掴みにしたのは圧倒的に『過保護のカホコ』のほうだと思います。『ひよっこ』で演じる島谷くんという大学生は、育ちのいいお坊ちゃま。それに対して、『過保護のカホコ』で演じる麦野初という画家志望の大学生は、「俺に付いてこい」という男気のあるツンデレキャラ。カホコ(高畑充希)に「なんなら貸してやろうか、俺の胸!」と言い放ち、本当に抱きついてきたカホコに困りながらも背中を優しくトントンと叩くシーン(第2話)では、キュンとなる女子が続出しました。もともとバランス感覚のある俳優で、いろいろな役を演じてきましたが、『過保護のカホコ』で演じる役は見事にハマッています。
このブレイクの仕方は、2年前に『きょうは会社休みます。』(日本テレビ系)で人気が爆発した福士蒼汰さんを彷彿とさせるところがありますが、竹内さんの場合は少しタイプが異なります。福士蒼汰さんほか、最近の若手俳優で活躍しているのは、岡田将生さん、山崎賢人さん、千葉雄大さんのようなスウィートな魅力のある「甘い系」の男子です。竹内涼真さんも甘い顔立ちをしていて、アゴのほくろがセクシーなので、見た目からは「甘い系」と思われるかもしれませんが、その中身は実は体育会系です。
竹内さんは5才の頃から16年間ずっとサッカーをやっていて、Jリーグの東京ヴェルディの下部組織に所属して本気でプロを目指して頑張っていたのだそうです。男社会の中で揉まれてきた経験が「甘いけれども男気がある」「甘すぎない」といった彼の特徴を作りあげたのでしょう。「そろそろ甘い系以外の男子を見てみたい」と思っていた女子たちの心を掴んでいます。『過保護のカホコ』の絵を描くシーンでは鍛えられた腕の筋肉がよく見えるので、画家の作業服姿を見ただけでもう「作業服萌え」です。