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天気予報の「時々雨」「一時雨」の違いは一体なんなのか

『news every.』お天気コーナーでおなじみの気象予報士・木原実さん

 異例の長雨、急な雷、各地で相次ぐゲリラ豪雨…“異常気象”を挙げればキリがなかった今年の夏。天気予報をしっかりチェックしているつもりなのに、「雨に降られて自分も洗濯物もびしょ濡れ」「雨の予報だったから長靴を履いたのに結局降らなかった」など、振り回されっぱなしだが、そもそも天気予報がどんなものなのかを理解できているのだろうか。たとえば、「曇り時々雨」と「曇一時雨」はどう違うのだろうか?

『news every.』(日本テレビ系)お天気コーナーでおなじみの気象予報士・木原実さんが解説する。

「午前0時から24時間を一日の予報時間と考えて、6時間未満連続して雨が降るのが『一時雨』。たとえば朝6時に降り出したら、昼までにやんで、その後は降りません。一方、『時々雨』は降ったりやんだりするのが、合計して6時間以上12時間未満になるときです。12時間以上降るときは『雨』となります。一日の前半に降るときは『雨のち曇り』、後半に降るときは『曇りのち雨』といいます」

 つまり、「時々雨」のときは、一度やんでもまた降り出す可能性が高いということなので要注意。

 最新の予報を見ようと思ったら、気象庁の予報が出る5時、11時、17時にチェックするといいという。

「ゲリラ豪雨などで天気が急変したときは予報が訂正されますが、基本的には17時に予報が出たら、次の日の朝5時までずっと同じです。19時のニュースで見て、23時のニュースで見て、と何度チェックしてもほとんど変わりません。学校行事やお出かけなど翌日の予定を立てるなら、前の晩からソワソワしてせずに、ちょっと早起きして朝5時に予報を見ることをおすすめします」(木原さん)

※女性セブン2017年9月14日号

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