ユンホ(31才)に続き、チャンミン(29才)の除隊で、ついに再始動となった東方神起。兵役中、ユンホのファンにとっては記憶に深く刻まれた出来事があった。2015年10月2日、ソウルから南に100km離れた鶏龍市で開催された軍主催のイベント「地上軍フェスティバル」でのこと。
ユンホが同イベントのMCを務め、同時期に入隊中だったJYJのジェジュン(31才)もこのイベントに参加することが事前に発表されたため、「2人が一緒の舞台に立つかもしれない」と、ファンに衝撃が走った。
果たして開幕後、会場で繰り広げられたのは歴史的な光景だった。
ユンホがMCを務めるステージにジェジュンが登場し、韓国の民謡『アリラン』を熱唱。公演後、控室でユンホとジェジュンが談笑する姿も目撃され、両者のファンは驚天動地の大騒ぎになった。
ジェジュン、ジュンス(30才)、ユチョン(31才)が所属事務所に専属契約無効を訴えたのは2009年7月。翌年4月に3人が東方神起を脱退し、JYJとして独立して以降、両グループの共演は一度としてなく、ファンの間ではこの日を「鶏龍の奇跡」と称して記念日とする動きまで起きた。
翌年の同イベントにもユンホは出演しており、当日、女性セブンは彼の両親に話を聞く機会に恵まれた。2年連続でユンホの取材に来たことを告げると、父親は「ありがとうございます」と丁寧に応じた。
「こんなに遠くまで、わざわざ日本から…。本当にご苦労様です。除隊してからも、息子の応援をよろしくお願い致します」
深々と頭を下げる父親の隣で、母親が目を細めてユンホを見つめている。
登場するたびに大歓声が上がる息子について、「気分がいいです(笑い)。ウフフ。息子を誇りに思います」と率直な思いを語っていた。
さまざまなドラマがあったユンホとチャンミンの軍隊生活だが、2人が“本業”で残した伝説についても触れておく。まずユンホから。
「射撃、体力、精神力、戦闘能力、すべての科目で90点以上を達成したものに与えられる『特級戦士』の称号を獲得しています。兵員の中の上位数%しか手にできない栄誉で、ユンホの努力家の素顔が伝わってきます」(韓国のスポーツ紙記者)
この事実は陸軍の公式ツイッターでも伝えられ、《軍人として最善を尽くす姿が本当に美しい》と最大限の賛辞が贈られた。
チャンミンもまた、軍のマラソン大会で、数百人中4位という好成績を収めた。
「21~22才の若い兵士たちが『ヒョン、走れるんですか?』という視線をぼくに向けてきたので、見せつけるように走りました(笑い)」
復帰会見でそう話したチャンミン。かつて芸能人の「兵役逃れ」が社会問題化した韓国で、実直なスターは、部隊でも人々の模範だった。
※女性セブン2017年9月14日号