芸能

『コード・ブルー』に救命医師「実際の現場よりシビアかも」

好調のドラマ『コード・ブルー —ドクターヘリ緊急救命— THE THIRD SEASON』

 今期ドラマ首位独走中の『コード・ブルー —ドクターヘリ緊急救命— THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)も、今日の放送を合わせて残すところあと2話。

「主人公の5人は、大筋で説明するだけで、医師らしい動きのお芝居がすぐできるようになっている」

 1st・2ndから監修を担当する、日本医科大学千葉北総病院救命救急センター長・松本尚さんはリアリティーあふれる演技に太鼓判を押す。

「技術的な動きについては、現実とほぼ同じ。コピーされてるといっていいですね。いや、むしろ実際の現場より、シビアに作られているかもしれません。われわれも普段、患者さんのことで悩んだりしますが、日常に埋もれてしまうんですよ。

 ここではそういう出来事を取り出して、かつ強調して描いていますから。ほかにも医療ドラマは多くありますが、現場を単にデフォルメしてることが多いんです。でも、ここで作られた仮想現実と現場の距離感がものすごく近い。稀有なドラマだと思います」

 プロデューサーの増本淳さんは、リアリティーへのこだわりをこう語る。

「動作のリアリティーはもちろんですが、三次救命救急(一刻を争う救急医療)の現場で命の選択をせざるを得ないことや、実際半分くらいのかたが助からないというシビアな事実も描かなければと思いました」

 医療シーンは、前出・松本さんや、同・原義明さんら複数の医師が治療する部位ごとに監修している。

 1st・2ndの最終回は大規模災害が起きたが、もしや3rdも?

「ありますね。ドクターヘリは災害が起きたら要請されるものなので、そういうシチュエーションを描かないのも嘘になりますから。最終回にはフェローたちだけでなく、藍沢耕作(山下智久)ら5人にも、かなり大きな試練が降りかかってくるんです」(増本さん)。

※女性セブン2017年9月14日号

関連記事

トピックス

氷川きよしが紅白に出場するのは24回目(産経新聞社)
「胸中の先生と常に一緒なのです」氷川きよしが初めて告白した“幼少期のいじめ体験”と“池田大作氏一周忌への思い”
女性セブン
公益通報されていた世耕弘成・前党参院幹事長(時事通信フォト)
【スクープ】世耕弘成氏、自らが理事長を務める近畿大学で公益通報されていた 教職員組合が「大学を自身の政治活動に利用、私物化している」と告発
週刊ポスト
阪神西宮駅前の演説もすさまじい人だかりだった(11月4日)
「立花さんのYouTubeでテレビのウソがわかった」「メディアは一切信用しない」兵庫県知事選、斎藤元彦氏の応援団に“1か月密着取材” 見えてきた勝利の背景
週刊ポスト
多くのドラマや映画で活躍する俳優の菅田将暉
菅田将暉の七光りやコネではない!「けんと」「新樹」弟2人が快進撃を見せる必然
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
NEWSポストセブン