ペナントレース二連覇に向け独走中の広島カープ。今や人気・実力ともにセ・リーグで突き抜けた存在だが、ファンのマナーや球団の経営に“クレーム”が上がっている。
相手チームの球場を真っ赤に染めるカープファンの熱狂は凄まじいものがあるが、その応援が他球団のファンから非難の的になっているようだ。阪神ファンが憤る。
「聖地・甲子園のライトスタンドは阪神ファンのための場所。ところが、最近の『カープ女子』だとかいうニワカファンは野球を知らんから“ライトスタンドって安いやん”というノリでチケットを買ってしまうわけや。
こちらが“絶対にあかん!”“殺されるで!”って注意しても、ライトスタンドで赤いユニフォームを着てカープを応援してまう。それでトラブルになるケースも少なくない」
無敵のカープ女子の前ではビジター球場もホームに早変わりしてしまうのか。
「試合後、阪神電車に乗る時は巨人ファンでもユニフォームを脱いで乗車する。当たり前や、電車の中はまだ阪神の本拠地。ところが、カープファンは赤いユニフォームを着たまま乗りやがるし、赤いユニフォームのまま梅田の地下街を歩いている。
阪神ファンからすれば、喧嘩を売られているようなもの。ビジターにはビジターの観戦マナーがある。強いからって何をしてもエエわけやないで!」(同前)
※週刊ポスト2017年9月15日号