現在、テレビの世界で大人気となっている出川哲朗(53才)。『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のほか、5本のレギュラー番組を持ち、4月からは初の冠番組『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(テレビ東京系)もスタートした。CM出演も増え、もはや好感度もうなぎのぼりだ。
かつては、『an・an』(マガジンハウス)の“抱かれたくない男ランキング”で2001年から5年連続で1位になるなど、嫌われタレントの代名詞的存在だった出川が、どうして“愛されおじさん”になったのだろうか。コラムニストの西森路代さんは人気の背景を、出川の偉ぶらない態度にあると分析する。
「男性は年を取ると偉くなるので、威圧的になりがちですが、出川さんはそうではない。“将棋界のレジェンド”といわれるひふみん(加藤一二三・77才)の魅力に通ずるものがあります。ひふみんも、すごい記録を持つ偉い人なのに、威張ることなく、かわいいですよね」
とあるテレビ関係者も言う。
「昔、出川さんはとある番組で、後輩の有吉(弘行)さんから熱湯のポットのお湯を、そのまま頭からぶっかけられたことがあります。出川さん自身“あまりに熱くて皮膚がむけて、そのまますぐに病院行ったんだから”と愚痴をこぼしていましたが、現場でも収録後にも有吉さんに怒ったりしてはいませんでしたね」
◆広い人脈
『アメトーーク!』(テレビ朝日系)では「出川ファミリー」としてキャイ~ン・ウド鈴木(47才)、よゐこ・濱口優(45才)、有野晋哉(45才)、千秋(45才)が出演し、「出川さんに一生ついていく」と結束力の強さについて語り合ったことも。前出の西森さんが話す。
「出川さんは、専門学校時代の同級生であるウッチャンナンチャンとも仲がいい。上下関係だけではなく、横のつながりをとても大事にしているのも好感度が高い理由。視聴者はタレント同士がワチャワチャ仲よくしているのを見ると安心するのでは。『嵐』やK-POPなどのアイドルに求めるのもそういったことです」
◆笑いの神様降臨