9月3日、秋篠宮家の長女・眞子さま(25才)と婚約者である小室圭氏(25才)がご婚約記者会見に臨まれた。愛娘の幸せそうな表情をご覧になられて母・紀子さま(50才)は万感の思いが蘇られていたことだろう。
長年にわたって秋篠宮家を取材する皇室ジャーナリストの高清水有子さんは紀子さまと眞子さまの母娘関係についてこう語る。
「眞子さまにとって、紀子さまは尊敬する母親であると同時に、理想とする憧れの女性でもあります」
時に厳しく、時に優しく、そして自分を理解し、最後まで味方でいてくれる母。こんな母娘関係は、現代においては当たり前なことではない。
母親から過剰な愛情を受けて育った高畑充希(25才)演じる箱入り娘のヒロインがひとりの青年との出会いによって成長していくドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)が高視聴率を記録し、話題となっているように、近年の母子関係は大きく変化している。
毎日、手作りの弁当を娘の会社まで届けたり、社会人の娘の財布を常にチェックして小遣いを入れる「過保護ママ」や、洋服を貸し借りしたり、休日は必ず一緒にお出かけして、どんな悩みも告白し合う「友達母娘」などが登場している。家族問題評論家の池内ひろ美さんは、そうした母娘関係の蔓延に危機感を抱く。
「過保護にせよ、友達にせよ、娘と母親の関係がゆがんだ関係になっていて、娘が母親を尊敬していません。そのため、しつけや教育が成立せず、30代になっても母親に面倒を見てもらうような娘が出来上がる。本来、母親は娘との間には一線を引き、いい意味での上下関係を築くことが必要なのです。紀子さまと眞子さまは理想的な母娘関係といって過言ではありません」
母娘関係改善カウンセラーの横山真香さんは、紀子さまの言動が「尊敬」を成立させている要因だと言う。
「過保護や友達といった母娘関係では、母親を尊敬し、理想とするような感情が生まれにくい。紀子さまの場合、普通の家庭の娘さんが皇室という特殊な世界に嫁ぎ、並大抵ではない努力をして自分なりに子育てを推進されました。皇室に嫁いだ嫁としてさまざまな努力をされたことを、眞子さまは最も近くから見続けてきたので、母親のことを素直に尊敬できるのでしょう」