元SMAPの稲垣吾郎(43才)、草なぎ剛(43才)、香取慎吾(40才)の3人が、9月8日をもってジャニーズ事務所を退社した。翌9日はSMAPのデビュー記念日。毎年、各地でファンの自主イベントが行われてきたが、今年はメンバーの「再出発の日」ということもあり、例年以上の盛り上がりを見せた。
26年前、SMAPがデビューイベントを開催した“聖地”である西武園ゆうえんち(埼玉)の広場には大勢のファンが集まり、「SMAP」という人文字を作り、彼らへの愛を表現した。
香取が大好きな場所で、『がんばりましょう』(1994年)の歌詞にも登場する東京タワー。その大展望台にあるタワー大神宮では、「SMAPが世界一幸せになりますように」「SMAPの夢が叶いますように」との願いをかけた絵馬が数多く奉納された。
タワーレコード渋谷店には《26周年おめでとう》という特設コーナーが設けられ、10冊以上のメッセージノートにファンの思いがびっしりと書き込まれた。また、同店では代表曲『世界に一つだけの花』が15時半頃に売り切れ、オリコンデイリーランキングでも1位を獲得した。イベントに参加した人々は、こう彼らへの思いを語った。
「解散騒動から、ファンが何か行動を起こさなくてはと必死でした。やめてもみんなSMAPです。また彼らにダンスを踊ってほしい」(40代女性会社員)
「3人の道は開けているので大きく羽ばたいてもらいたい。退社しても5人はつながっているし、私たちもずっと応援します」(50代主婦)
ファンにとってこの日は、「5人がバラバラになった日」ではなく、「新しい旅立ちの日」そのものだった。
そんな思いに3人も応えた。9日夜、香取が生出演する『SmaSTATION!!』を放送するテレビ朝日社屋の玄関前には、熱心なファン約300人が詰めかけた。
すると生放送を1時間後に控えた午後10時頃、スーツ姿の香取が突如、姿を現した。ファンと5mの距離まで近づいた香取は、嬉しそうに両手を振りながらこう言った。
「『SmaSTATION!!』今夜も頑張ります。みなさん、すぐ家に帰って『スマステ』見てください!」
突然の出来事に、悲鳴のような歓声があがり、涙を流すファンもいた。香取の“神対応”についてテレビ局関係者が言う。