9月12日、秋篠宮家の次女・佳子さまは、羽田空港から留学先であるイギリスへと旅立たれた。それに先立って、佳子さまは4日に御所を訪れ、両陛下に留学前の挨拶をされた。
「海外でのホームステイの経験はおありですが、およそ10か月も日本を離れられるのは佳子さまにとって初めての体験。留学中は学生寮で生活されることになりますし、貴重な経験になります。両陛下からも、励ましのお言葉があったことでしょう」(皇室記者)
佳子さまは来年6月まで、リーズ大学のパフォーマンス文化産業学科で舞台芸術の歴史や理論を学ばれる。
「日本と違う環境で勉学に励まないといけないのと同時に、身の回りのことはすべて自分でやらなければいけません。リーズ大学の構内にはバーやダンスクラブもあり、誘惑も多い。日本からの留学生もいると聞きますから、眞子さまのように運命の出会いを果たされるかもしれませんが、学問という本分を忘れずに日々を過ごしていただきたいものです」(秋篠宮家関係者)
日本国内と違って、佳子さまにはぴったりと護衛がつくこともなくなる。日々の行動に自由度が増える一方で、心配の声も尽きない。皇室ジャーナリストの山下晋司さんは、帰国後の佳子さまへの心配を吐露する。
「皇族方の留学は、語学の習得ということもありますが、外国で生活されることで視野を広げ、帰国後のご活動に生かしていただくという意味合いもあります。ですが、街を歩いても周囲から注目されない一般人感覚で過ごされる日々の居心地のよさに、“帰国後のギャップ”が襲いかかることも考えられるのです」
そんな佳子さまより一足先にイギリスでの留学を経験された姉の眞子さまも、小室圭さんとの婚約が内定して一段落というわけにはいかない。
「婚約内定会見自体が当初の予定より2か月遅れになっていますから、今後結婚に関するさまざまな行事を急ピッチで進めていかなければなりません」(前出・皇室記者)
加えて、小室さんとの新生活の準備もある。会見では、“将来のことにつきましては、宮さまとご相談しながら考えてまいりたいと思います”と小室さんは具体的な明言を避けたが、パラリーガルとして勤務する現在の状況に、経済的な不安の声も聞こえてくる。
「小室さんの年収は250万~300万円といわれています。一時金は1億円以上支出されることが予想されますが、元皇族として住まいなどにも一定の質が求められるとなると、金額としては心許ない。かといって、皇室の財産は出どころが税金で、しかも国が管理するものですから、ご両親である秋篠宮ご夫妻から“お小遣い”のような形でお金を渡すことも簡単にはいかないのです」(別の皇室ジャーナリスト)
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2017年9月28日号