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相撲好き女子がメラニア・トランプ氏似の大成道に興味津々

九月場所で十両に上がった大成道(写真:共同通信社)

 相撲ブームが沸騰している。「謎のスー女」こと相撲女子の尾崎しのぶ氏が、現在相撲コラムを週刊ポストで執筆中。今回は九月場所で十両に上がった大成道と兄の笹山兄弟について尾崎氏が綴る。

 * * *
 新十両データで「好きな女性のタイプ」の覧を読んで、シブ好みだなと思った。三十代半ばの私にとって、彼女は『はぐれ刑事純情派』でのイメージ、頼りがいがありつつオチャメな中年女性を演じる女優であった。

 あごのキュンとしたとてもきれいな人なのではあるが、二十四歳の青年があこがれるには熟女すぎないか、と首をかしげてしまう。しかしオカモトレイ違いだった。御年六十六歳の岡本麗ではなく、二十六歳のタレント岡本玲。かわいらしい岡本玲がこれからテレビに登場するたびに「将来はお相撲さんと結婚する玲ちゃん」と見るだろう。

 そんなまぎらわしい勘違いで岡本玲を認識させてくれたのは大成道。二〇一一年五月場所が初土俵。八百長騒動の直後、無料公開の技量審査場所だったというネガティブな印象のあるその場所だが、照ノ富士や常幸龍、千代大龍と実のある力士が何人もデビューしている。

 笹ノ山と名乗っていた彼(ちなみに新弟子時のアンケートでは好きな有名人は南沢奈央と答えている。南沢奈央から岡本玲へ転向した経緯を知りたいものだ)を気にし始めたのは七勝、六勝、六勝と大きく勝ち越しを続けていて番付の上がり方に目を見張ったからだった。

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