民放キー局の女子アナカレンダーの発売に先立って発表される表紙の“立ち位置”は、彼女たちにとって特別な意味を持つ。テレビでは分からない女子アナたちのセンターをめぐる熱いバトルを紹介する。ここではTBSの事情を。
業界で初めて女子アナカレンダーを作成したのはTBSで、1998年に遡る。当時のTBSは進藤晶子、雨宮塔子、小島慶子、渡辺真理、小倉弘子ら人気女子アナを揃え、大きな話題を呼んだ。
そのTBSの2018年版ではセンターに江藤愛アナ(31)、宇垣美里アナ(26)、宇内梨沙アナ(25)の3人が配置された。宇垣アナと宇内アナは売り出し中の若手。そこにカレンダー出演者では最年長の江藤が割って入る形になった。TBS局員が言う。
「ミス慶應の冠を引っさげて2015年に入社した宇内は、女子アナ界屈指の美脚の持ち主。現在は『NEWS23』でスポーツコーナーを担当し、アナウンス力も高い。
一方、1年先輩の宇垣はミス同志社ですが、『あさチャン!』で、メインMCの夏目三久アナを食うほどの人気を得ている。宇内と宇垣は同い年で強烈なライバル心を持っていて、特に宇垣は『ミス慶應がなんぼのもんやねん!』という気持ちが強い。
どちらかをセンターにすると優劣をつけることになり、かといって2人だけを並べるとライバル心を煽ってしまう。そこで最年長の江藤を“緩衝材”として間に入れたのでしょう」
女同士のライバル争いには、局側のそんな配慮があったようだ。
※週刊ポスト2017年9月29日号