10月放送開始のNHK朝ドラ『わろてんか』。ヒロインの母・しずを演じる鈴木保奈美がインタビューに答え、「楽しい撮影現場」について語った。
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ヒロイン・てん(葵わかな・19歳)の笑い上戸は私が演じるてんの母・しず譲り。ですが私自身は“箸が転がってもおかしい”みたいな時代はとっくに過ぎてしまいましたし(笑い)、初対面の方と打ち解けるまでに時間がかかるタイプなんです。
そんな私が、『わろてんか』の現場では「ごめんなさい」と言うくらい、大笑いしてしまって。家族のチームワークが最高で、毎日みんなでゲラゲラ笑っていましたね。てんちゃんの許嫁が藤岡家へ訪ねて来た時に、おばあちゃま(竹下景子)まで勢揃いしてふすま越しに聞き耳を立てるシーンなど、きっと皆さんにも楽しい雰囲気をお届けできると思います。
私にも娘がいて、てんちゃんと年頃が近い子もいます。母親の感覚は身についているので、違和感なく演じることができています。このボルトみたいなポーズ(写真参照)、ご存じですか? 女子高生の間で流行っていて、私が家でマネすると「ママのポーズ、なんか変だよ」と娘たちのツッコミが入るんです(笑い)。毎日が女子会みたいな賑やかな家庭ですね。
てんちゃんは駆け落ち同然に大阪へ嫁いでしまいますが、結婚は本人が決めること。親がどうこう言うことじゃないと私は思います。人としての道を外さなければ、娘たちには思うままに夢を追いかけてほしいですね。
※週刊ポスト2017年9月29日号