ライフ

ジップロックなどを再使用する人 4割が「におうまで使う」

食品保存袋の再使用はあり?なし?

 忙しい主婦にとって、食品のまとめ買いは必須。そして大量の食品を小分けにしたり、冷凍保存するのに役立つのがジップロックなどの保存袋。でもコレ、どう使っているだろうか? 女性セブンの読者による「セブンズクラブ」の会員(全国の20~80代の男性・女性)484名を対象に、「保存袋の再使用」について、賛成か反対かのアンケートを実施したところ、「賛成」が60.1%、「反対」が39.9%だった(アンケート実施期間2017年8月10~23日)。

 さらに、再利用をすると回答した人に対して「保存袋は何回まで再使用しますか?」と質問をしたところ、「におう・汚れる・破れるまで」が40.5%、「特に決めていない」が24.1%、「2~3回」が24.4%、「1回」が8.2%、「4回以上」が2.8%だった。

 食品用の保存袋は、洗って再使用していいものなのか、“消費期限”はあるのだろうか。読者アンケートによれば、再使用は不潔という意見も。

「確かに、食品に使用したら使い捨て、という保存袋もありますが、再使用可能な袋や抗菌機能を付加している袋もあります。再使用回数も各社で異なり、5~20回と幅があります。使用後は汚れをきれいに洗って完全に乾かすなどしてから使うのが一般的です」とは、家事・収納アドバイザーの本多弘美さんだ。使用回数がパッケージに明記されているものは参考にし、気になるならカスタマーセンターに問い合わせよう。

「洗ってきれいにしたとはいえ、野菜や肉などの生鮮食品を入れた保存袋に、再び食品を入れるのに抵抗があるなら、個包装された菓子、保冷剤や使用途中の小袋調味料などの細かい物をまとめる袋に活用するのも手。ただし、においや汚れが付着していない場合ですが」(本多さん)

 一方、一度食品を入れた保存袋は、衛生上の観点から再使用はすすめられないと、旭化成ホームプロダクツ ジップロック担当の小永井里美さんは言う。

「食品に使用した場合は、使い捨てをすすめています。ただし、食品保存以外に保存袋を使用するかたも増えており、物品の整理用に使用された場合は、繰り返し使っても問題ありません」(小永井さん)

 化粧品、コード類の収納など、食品以外を入れる分には、衛生上も安心だ。また、意外と重宝するのが旅行時。小物・衣類の収納に使うなら何度でも再利用できる。

 丈夫な保存袋を使い捨てるのはもったいない。ゴミを減らす意味でも、“入れる物“を工夫するとよさそうだ。

※女性セブン2017年10月5日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

タイと国境を接し、特殊詐欺の拠点があるとされるカンボジア北西部ポイペト。カンボジア、ミャンマー、タイ国境地帯に特殊詐欺の拠点が複数、あるとみられている(時事通信フォト)
《カンボジアで拘束》特殊詐欺Gの首謀者「関東連合元メンバー」が実質オーナーを務めていた日本食レストランの実態「詐欺Gのスタッフ向けの弁当販売で経営…」の証言
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《ベイビーが誕生した大谷翔平・真美子さんの“癒しの場所”が…》ハワイの25億円リゾート別荘が早くも“観光地化”する危機
NEWSポストセブン
まさか自分が特殊詐欺電話に騙されることになるとは(イメージ)
《劇場型の特殊詐欺で深刻な風評被害》実在の団体名を騙り「逮捕を50万円で救済」する手口 団体は「勝手に詐欺に名前を使われて」解散に追い込まれる
NEWSポストセブン
戸郷翔征の不調の原因は?(時事通信フォト)
巨人・戸郷翔征がまさかの二軍落ち、大乱調の原因はどこにあるのか?「大瀬良式カットボール習得」「投球テンポの変化」の影響を指摘する声も
週刊ポスト
公然わいせつで摘発された大阪のストリップ「東洋ショー劇場」が営業再開(右・Instagramより)
《大阪万博・浄化作戦の裏で…》摘発されたストリップ「天満東洋ショー劇場」が“はいてないように見えるパンツ”で対策 地元は「ストリップは芸術。『劇場を守る会』結成」
NEWSポストセブン
なんだかんだ言って「透明感」がある女優たち
沢尻エリカ、安達祐実、鈴木保奈美、そして広末涼子…いろいろなことがあっても、なんだかんだ言って「透明感」がある女優たち
女性セブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン
過去の大谷翔平のバッティングデータを分析(時事通信フォト)
《ホームランは出ているけど…》大谷翔平のバッティングデータから浮かび上がる不安要素 「打球速度の減速」は“長尺バット”の影響か
週刊ポスト
電動キックボードの違反を取り締まる警察官(時事通信フォト)
《電動キックボード普及でルール違反が横行》都内の路線バス運転手が”加害者となる恐怖”を告白「渋滞をすり抜け、”バスに当て逃げ”なんて日常的に起きている」
NEWSポストセブン
16日の早朝に処分保留で釈放された広末涼子
《逮捕に感謝の声も出る》広末涼子は看護師に“蹴り”などの暴力 いま医療現場で増えている「ペイハラ」の深刻実態「酒飲んで大暴れ」「治療費踏み倒し」も
NEWSポストセブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン
松永拓也さん、真菜さん、莉子ちゃん。家族3人が笑顔で過ごしていた日々は戻らない。
【七回忌インタビュー】池袋暴走事故遺族・松永拓也さん。「3人で住んでいた部屋を改装し一歩ずつ」事故から6年経った現在地
NEWSポストセブン