「夏のボーナスをすべてK-POPアイドルにつぎ込んだ」、「ディズニーランドにのめり込むあまり、ミッキーをきれいに撮るため、20万円の一眼レフを買った」…そんな驚くべき浪費女の実態を描いた『浪費図鑑』(小学館)が話題になっている。家事や育児と両立しながらコツコツお金を貯めてつぎ込む“浪妻”。その一人が43才パート勤務、サラリーマンの夫とふたり暮らしのAさん。北欧へのトランジットスポットに出没し、防寒アイテムに詳しい「スケートで浪費する妻」の活動とは?
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専業主婦の私の前に、ゆづ(羽生結弦)が彗星のごとく現れたのは2011年。東日本大震災で被災して大変だったはずなのに、いつだって強く美しく氷上を舞うゆづをテレビで見るうちに、彼の精神力に心が震えました。
翌年から、“ゆづの演技を生で見たい、お金は自分で稼ごう”と思って、パートを始めることに。
週4日働き、月9万円を“ゆづ貯金”。そのお金でロシアやフィンランドへ飛ぶのですが、切り詰めるためにトランジットも何のその。あとは、防寒対策。どのカイロが長持ちか、とかどの素材が温かいか…かなり詳しくなりました。
家でも応援用の横断幕を作るのに忙しくて、ある日買ってきたお総菜をパックのまま食卓に出したら、「おれより羽生が大事か…」と夫に悲しそうな顔をされちゃって。
それ以来、海外は1年に2回までと決めてます。
※女性セブン2017年10月5日号