10月15日にスタートする『半沢直樹』などで知られる池井戸潤氏原作の注目ドラマ『陸王』(TBS系)。主演は役所広司(61才)。物語は、創業から100年以上続く老舗の足袋業者『こはぜ屋』の4代目社長・宮沢紘一が会社再生のため、ランニングシューズ「陸王」の開発に奮闘する企業再生ストーリーだ。
今世紀最高の視聴率42.2%をたたき出した『半沢直樹』や『下町ロケット』(TBS系)など、池井戸氏原作を担当した福澤克雄氏が演出を担当し、両作に続くドラマとして期待されている。
◆「メシ抜き」もある福澤組
「『福澤組』では怒号が飛び交うのは日常茶飯事。テキパキ動かないスタッフは『おい、メシ抜きだぞ!』と怒鳴られ、細かな指示も多く緊張感あふれる現場です」(芸能関係者)
そんな“激アツ”な福澤氏には意外な経歴がある。
「福澤諭吉の末裔で、ラグビー高校日本代表にも選ばれたこともある体育会系。業界入りすると、『3年B組金八先生』や木村拓哉(44才)主演の『GOOD LUCK!!』(ともにTBS系)の演出も手がけました」(TBS関係者)
◆主役を食う!?「嫌われ者」のやる気
寺尾聰(70才)が脇を固めるなど豪華な俳優陣に目がいくが、池井戸作品の魅力は何といっても「悪役」のエグさ。『半沢直樹』では香川照之(51才)の鬼気迫る土下座シーンが大きな話題となった。
今回、「悪役」を演じるのはライバルとなる大手スポーツメーカー・アトランティスの社員役のピエール瀧(50才)やその部下の小籔千豊(44才)、嫌みな銀行員を演じる桂雀々(57才)だ。
「特にピエールさんはやる気満々。“どうせなら日本一の嫌われ者になる”と豪語しています」(前出・番組関係者)
◆「オネェ」超えの怪演!?
『半沢直樹』では、オネェ言葉の国税局検査官を演じた片岡愛之助(45才)が大ブレークしたが、今作も「同業者」に注目が集まる。
「ライバル会社に勤務し、“シューズ調整のプロ”といわれるシューフィッターを演じる市川右團次さん(53才)が物語のキーパーソン。愛之助さんは福澤さんから、『そんなにやりすぎなくてもいいです』と釘を刺されるほどの名演技でしたが、“歌舞伎つながり”の右團次さんの怪演にも期待です」(スポーツ紙記者)
※女性セブン2017年10月5日号