週末の愛知県豊橋市のメーンストリートは、早朝から人であふれていた。その理由は、竹内涼真(24才)が出演し、まもなく放送されるドラマ『陸王』(TBS系、10月15日~)の最大の見せ場であるマラソン大会のシーンが撮影されていたため。
ロケには約3000人のエキストラが動員され、そのほとんどが若い女性。竹内フィーバーを象徴する熱気ぶりだった。
『陸王』は池井戸潤氏原作で、演出は福澤克雄氏。大ヒットドラマ『半沢直樹』(2013年、TBS系)などで知られる名コンビで、ランニングシューズ作りに乗り出す老舗足袋メーカーの物語だ。
竹内は、シューズ開発に協力する実業団の陸上選手というストーリーのキーマンに抜擢された。
「涼真くんは、約200人が参加したオーディションを受けました。きちんとランナーらしい走り方ができているかどうか見極めるため、オーディションには駅伝の第一人者ともいわれる指導者が参加。厳しいチェックのもと、役柄が決定したそうです」(芸能関係者)
その抜擢の裏には、こんな知られざるエピソードがあった。
「実は竹内くん、池井戸さん原作で福澤さん演出のドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』(2014年、TBS系)のオーディションに落ちたことがあるんです」(テレビ局関係者)
『ルーズヴェルト・ゲーム』は、名門社会人野球チームの存続をかけた物語。そのオーディションでも、元プロ野球選手ら一流指導者による厳しいチェックがあったという。
「竹内くんはサッカー一筋で、野球をあまりしたことがなかった。その時も出演者には野球の素質が求められたのですが、どうも動きが自然ではなかったため、オーディションを突破できなかったんです。だけど、その悔しさをバネに野球を猛特訓し、2年後には映画『青空エール』で高校球児役を見事に演じ切りました。今回も反骨精神を武器に練習を重ね、メーンキャストをつかみとりました」(前出・テレビ局関係者)
竹内くんの力走が見られるまで、あと少し!
※女性セブン2017年10月12日号