「気が付くと強く引き寄せられるような関係性だった」という、教師と教え子の“禁断の恋”を描いた『ナラタージュ』が10月7日に公開する。一筋縄ではいかないラブストーリーに挑んだ松本潤(34才)は、静かな語り口の中に作品への熱い思いをにじませた。
松本が演じた教師の葉山は“物静かで口数が少ない人”。だからこそ、新しい表現ができたという。
「ゆったり会話する人で、思っていることをすぐに口にするタイプでもない。だから、せりふもあまりないんですよ。せりふにないことを、どこまで演じるのか。アプローチが新鮮で面白かったです。今後の自分にとって、重要な作品になりました」
「全然、明るいシーンがないんですよ」と笑いながら、雨が降るシーンが重要で、印象的だったと振り返る。
「雨の日に、車の中で葉山と泉(有村架純)が話しているシーンは、客観的に見ると暗いふたりだなぁって。でも、“重い空気感”がこの映画らしいし、それが心地いいと妙に納得したシーンでした」
劇中では、“居場所”もキーワードの1つになってくる。
「ぼく自身、居場所はいまだに悩んでいるかな。でも、グループ(嵐)に関して言えば、メンバーの中での居場所を探すことはないですね。今でもメンバーが誕生日の時はプレゼントを贈りあうし、今年のニノ(二宮和也)の誕生日は、大阪にメンバー全員いたから、いっしょにお酒を飲みました」
愛を演じた松本が、グループへの深い愛も見せた。
そんな松本が一問一答!
Q:今まで見た映画で心に残っているものは?
「いっぱいあるなぁ。今なら、もう一度『サマーウォーズ』が見たい」
Q:教師になったら、担当したい教科は?
「数学。理数系のほうが得意なんです。でも、理科は嫌い(笑い)」
Q:演劇部の顧問になったら、どんな作品を生徒に演じさせる?
「そうだなぁ。やっぱりシェークスピア!」
Q:一生に一度でいいから体験してみたいことは?
「宇宙に行きたいです」
Q:最近読んだ小説は?
「まだ読んでいないけど、北方謙三先生の小説を買いました」
Q:高校時代に戻れたら、何をしたい?
「女子と登下校!(笑い)」
Q:泉を看病するシーンで、おかゆを作った葉山。自分なら何を作る?
「やっぱり、おかゆ。自分が作ってもらえる場合も、おじやよりおかゆがいい」
※女性セブン2017年10月12日号