ライフ

44歳主婦「不倫への反発は怒りではなく、ズルいという気持ち」

「女として見てほしい」という感情が…

 連日、テレビのワイドショーから漏れ聞こえる「不倫」という言葉に反応している女性たちがいる。40代、人妻──。彼女たちの不倫に関する相談が数多く集まっているというのは、「恋人・夫婦仲相談所」所長の三松真由美氏だ。

「四十路にさしかかった女性には突然、“変化”が次々とやってきます。子供がある程度大きくなって、子育ての忙しさがちょっと落ち着く。夫との寝室事情の不協和音も出ている時期なので、時間が自由になったぶん、家庭の外で“一線を越える”ことも起こりやすくなる。『母』である自分から『女』である自分に戻るのが40代なのです」(三松氏)

 この年代は、性に対する意識も大きく変化する。“積極派”と“消極派”に二極化し、積極派は鮮やかに花開くと、三松氏はいう。

「女性が40代に入ると、加齢によって女性ホルモンが減少し、相対的に男性ホルモンが高まる。そのため、若い頃より性欲が高まり、性に対して積極的になるといわれます。“心置きなく楽しみたい”と、多くの女性が口にしています」

 そんな“気分”になる女性の心理を、夫と小学生の子供がいる美穂さん(44)は、こう語った。

「この夏に劇場版の『昼顔』を観たんです。ドラマを放送していた時(2014年)は“昼顔現象”なんていわれていたけど、私は子供の世話で忙しくて観てなかった。それが映画を観たら、“女スイッチ”が入っちゃった。

 テレビの不倫報道では『怒りの主婦の声』とかやりますが、本音は違いますよ。山尾(志桜里)議員が男性と週に4日会っていたという報道を見て、“ああ、この人は女に戻れたんだな”って。斉藤由貴が、差し出された男性の手をつないだ理由を“一瞬甘えたくなった”と答えたのも、すごくわかる。人の不倫に反応するのは、怒りではなく焦りで、ズルいという気持ちなんです。“私も、したい”“早くしないと”という感情に急き立てられるんです」

 女として見てほしい──そんな感情が背徳の行為を後押しするのだという。

※週刊ポスト2017年10月13・20日号

関連記事

トピックス

悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
ショーンK氏が千葉県君津市で講演会を開くという(かずさFM公式サイトより)
《ショーンKの現在を直撃》フード付きパーカー姿で向かった雑居ビルには「日焼けサロン」「占い」…本人は「私は愛する人間たちと幸せに生きているだけなんです」
NEWSポストセブン
気になる「継投策」(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督に浮上した“継投ベタ”問題 「守護神出身ゆえの焦り」「“炎の10連投”の成功体験」の弊害を指摘するOBも
週刊ポスト
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
3月末でNHKを退社し、フリーとなった中川安奈アナ(インスタグラムより)
《“元カレ写真並べる”が注目》元NHK中川安奈アナ、“送別会なし”に「NHK冷たい」の声も それでもNHKの判断が「賢明」と言えるテレビ業界のリスク事情
NEWSポストセブン
九谷焼の窯元「錦山窯」を訪ねられた佳子さま(2025年4月、石川県・小松市。撮影/JMPA)
佳子さまが被災地訪問で見せられた“紀子さま風スーツ”の着こなし 「襟なし×スカート」の淡色セットアップ 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《ベイビーが誕生した大谷翔平・真美子さんの“癒しの場所”が…》ハワイの25億円リゾート別荘が早くも“観光地化”する危機
NEWSポストセブン
公然わいせつで摘発された大阪のストリップ「東洋ショー劇場」が営業再開(右・Instagramより)
《大阪万博・浄化作戦の裏で…》摘発されたストリップ「天満東洋ショー劇場」が“はいてないように見えるパンツ”で対策 地元は「ストリップは芸術。『劇場を守る会』結成」
NEWSポストセブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン